Archive for December, 2017

An Article from Agora Gallery’s Facebook

Posted in Exhibitions with tags , , , , , , on 22 December 2017 by kenwada

Tokyo based artist Ken Wada creates bold, abstract drawings that combine traditions of ink painting and calligraphy with automatic drawing. While the artist invokes historic Eastern tradition, his mark making is entirely contemporary—his quick, broken lines, stippled dots, and springing swirls are layered obsessively to lend a sense of chaos to his compositions. Painted in stark monochrome, Wada’s works feel simultaneously spontaneous and tightly controlled.

More about the artist: https://goo.gl/rL2txJ

Where is the Soul of the Trees? No.83 | India Ink on Paper is part of the Tripping the Light Fantastic exhibition; on view at the gallery until January 18th.

自動代替テキストはありません。

先日、Agora Gallery のFacebook に僕の作品についての紹介記事が掲載されました。
僕などの作品に実に多くの反響をいただきました。
NYC のギャラリーでは作品についての解説は常にプロのライターが書きますので、
その専門的な捉え方にハッとする新鮮な驚きがいつもあります。
そのためこの記事の内容は作家本人である僕にとって非常に参考になりました。
また同時に欧米の方から観た僕の作品観についても感じ取ることができました。

この「樹木の魂は、どこにあるのか。」のシリーズを起点として、その後今年に入り、「ある芸術家が死んだ後、森の中に遺された十編の青い詩」のシリーズが生まれ、個人的には大きな充実感を味わうことができました。

今そこからまた一歩前に進もうとして、新シリーズの制作準備に入っています。
この年末年始にかけてちょうど勝負の時が来ました。
僕ら芸術家の仕事はいつその時が来てもよいように常に待機していなければいけません。ただ待っているというこのことが仕事の核心をなすという一面があります。
この2年間、NYC でイタリアで鍛えられ実に多くのことを学びました。
年末にあたり「ああ、挑戦してよかった!」というのが、率直な思いです。
挑戦してよかった、そこには僕の知らないものがたくさんあったから。
来る2018年が皆様にとって健康で幸せに満ちた、
そして穏やかな一年となりますように心から願っております!
どうぞよいお年をお迎え下さい。

ニューヨークの展覧会が始まりました!

Posted in Exhibitions with tags , , , , , , on 13 December 2017 by kenwada

12月7日からNYCのギャラリーで展覧会 “Tripping the Light Fantastic” が始まりました。僕の3作品が展示されています。
今回は来年1月18日までの6週間のロングランですので気長にいきます。
年をまたいで続く展覧会というのは、初めての経験です。

NYCにお住いの方やこの年末年始にあちらにお出かけの方は、どうぞ応援してあげて下さい。場所は大きなギャラリーがひしめくことで有名なチェルシー地区の真ん中にあり、僕などにはもったいないような広くてきれいなギャラリーです。スタッフの対応もフレンドリーで気取ったところもなく、温かい雰囲気のギャラリーですので、どなた様もお気軽にご入場下さい。

この一年間のハイライトであるクリスマスシーズンに、Director のAngela さんの厳しい鑑識眼のもと厳選された様々な作家の作品が展示されております。

芸術家の生活は大変厳しいものがありますので、僕の作品でなくても構いません。どの作家のどの作品でも構いませんので、一点お買い上げ下されば、それがその作家にとって物心両面の大変大きな支えとなります。また同時に今回の展覧会ではお買い上げ頂いた金額の10%がThe Children’s Heart Foundation に寄付されます。皆様の芸術家へのご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

その他の詳細につきましては、11月6日に「ニューヨークの展覧会のお知らせ」と題してこのサイトに掲載したことと重複しますので省略致します。

Tripping the Light Fantastic
A Holiday Exhibition is on view at the gallery. The exhibition features a variety of works, and for every work of art purchased, 10% of the proceeds will be donated to The Children’s Heart Foundation
The show opened to the public Thursday, December 7th, 2017, with an opening reception  that evening from 6-8pm, and will run through Thursday, January 18th, 2018.
Please note that the exhibition will not be available for viewing on December 13 – 16.
My three artworks are exhibited at the gallery.

Agora Gallery
530 West 25th Street, New York, NY
10001, USA

My Gallery’s Artist Page
https://www.art-mine.com/artistpage/ken_wada.aspx

Agora gallery’s Homepage
http://www.agora-gallery.com

以下のサイトは今年6月の同ギャラリーにおける展覧会の時に、ニューヨークのイベント情報誌「よみタイム」に掲載された僕の紹介記事です。
http://www.yomitime.com/060917/1802.html

Untitled Sketches No.45 —As an Attempt to Image Poem

Posted in Images with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 12 December 2017 by kenwada

無題スケッチ No.45 -1- —「映像詩」への一つの試みとして
2017年11月
イタリア、アッシジ、聖ルフィーノ通り
映像、60秒

Untitled Sketches No.45 -1- —As an Attempt to Image Poem
November 2017
Via S.Rufino, Assisi, Italy
Image, 60 seconds

Sans titre Croquis N°45 -1- —Comme une Tentative de Image Poème
novembre 2017
Via S. Rufino, Assise, Italie
Image, 60 secondes

無題スケッチ No.45 -2- —「映像詩」への一つの試みとして
2017年11月
イタリア、アッシジ、コムーネ広場
映像、43秒

Untitled Sketches No.45 -2- —As an Attempt to Image Poem
November 2017
Piazza del Comune, Assisi, Italy
Image, 43 seconds

Sans titre Croquis N°45 -2- —Comme une Tentative de Image Poème
novembre 2017
Piazza del Comune, Assise, Italie
Image, 43 secondes

ハトは世界中どこへ行っても、僕の一番親しい近い友達。
僕はハトは人間の心の中の悲しみに気づくことのできる動物だと思う。
冗談などではなく、本当に。

これで「無題スケッチ」のイタリア編を終わります。
僕の拙い映像詩にお付き合いいただき、ありがとうございました。

No matter where I go all over the world, a pigeon is my closest friend.
I think a pigeon is an animal that can notice the sorrow in the human heart. I really think so, not a joke.
Thank you so much for watching my Image Poems.

Untitled Sketches No.44 —As an Attempt to Image Poem

Posted in Images with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 11 December 2017 by kenwada

無題スケッチ No.44 —「映像詩」への一つの試みとして
2017年11月
イタリア、アッシジ、聖ダミアーノの小道付近
映像、37秒

Untitled Sketches No.44 —As an Attempt to Image Poem
November 2017
Near Santuario di S. Damiano, Assisi, Italy
Image, 37 seconds

Sans titre Croquis N°44 —Comme une Tentative de Image Poème
novembre 2017
Près de Santuario di S. Damiano, Assise, Italie
Image, 37 secondes

聖ダミアーノの小道の横、
オリーブ畑と糸杉に囲まれた丘の上から街を見下ろし観想する聖フランチェスコ像。
聖人が1226年に亡くなって791年後の今も変わらず平和な小鳥のさえずりに包まれていました。
僕には聖人の像は彼が亡くなったポルツィウンコラの方角を向いているように見えました。

アッシジは祝福された街でした。
もうアッシジ駅に降りた時からキラキラ光る透明感溢れる空気、冷たいキリッとした空気が違いました。
そんな所があるのかって?
地球上、どこへ行っても空気なんて同じようなもんだろ?
違うんですね、あるんです。
その晩、ホテルで渡されたアッシジのガイドブックを読んでいて以下の文章を目にし、駅に降りた直後の自分の感想が正しかったことが確かめられた思いがしました。

『1962年10月4日、アッシジを訪れたヨハネ23世は、「なぜ神はアッシジにこの美しい自然と透明な空気、張りつめたような清浄感を与えたのだろうか。その答えは明らかだ。言葉を必要としないこのメッセージによって、世界中から訪れる人々に信仰を通じた隣人愛を悟らせるためなのだ。」と語った。』

言葉を必要としないこのメッセージ」・・・・素晴らしいですね。
思わず使い古されたこの本を買って(親切なホテルの方は20%引いてくれました)アッシジを後にしました。

Untitled Sketches No.43 —As an Attempt to Image Poem

Posted in Images with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 10 December 2017 by kenwada

無題スケッチ No.43 —「映像詩」への一つの試みとして
2017年11月
イタリア、アッシジ、聖ダミアーノ
映像、62秒

Untitled Sketches No.43 —As an Attempt to Image Poem
November 2017
Santuario di S. Damiano, Assisi, Italy
Image, 62 seconds

Sans titre Croquis N°43 —Comme une Tentative de Image Poème
novembre 2017
Santuario di S. Damiano, Assise, Italie
Image, 62 secondes

聖フランチェスコが初めて神の声を聞いた聖ダミアーノの聖地。
遠くの救急車のサイレンの音が残念だが、N0.41 にも書いたように「映像詩」は、
それらすべてを含めて一つの音楽・詩を構築するのだという考え方。
この静寂の中、一刻を争う緊急事態で運ばれている人が同時にいる。
それを不都合だからとカットしてしまい、きれいな別の音声に編集してしまってはいけないでしょ。
人間の巧み、人為などというものをはるかに超えて、
冒瀆に近いものを、ある種の征服欲に近いものを感じます。
建物の内部に入ってそのあまりにも簡素、質素な祈りの部屋に心を打たれました。
感覚的には日本語の「庵」、ぼろぼろの庵に近い壮絶なまでのつつましさ。

St. Francis heard the voice of Christ and where he wrote the Canticle of the Creatures.
«Go, Francis, and repair my house which is falling, into ruin»
St. Clare died here in 1253 after living in this place for 42 years.

Untitled Sketches No.42 —As an Attempt to Image Poem

Posted in Images with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 9 December 2017 by kenwada

無題スケッチ No.42 —「映像詩」への一つの試みとして
2017年11月
イタリア、アッシジ、ボルゴ・聖ピエトロ通り
映像、3分25秒

Untitled Sketches No.42 —As an Attempt to Image Poem
November 2017
Via Borgo S. Pietro, Assisi, Italy
Image, 3 minutes 25 seconds

Sans titre Croquis N°42 —Comme une Tentative de Image Poème
novembre 2017
Via Borgo S. Pietro, Assise, Italie
Image, 3 minutes 25 secondes

これまでの42本で一応ベスト。個人的には最も「映像詩」に迫れたと思う。ベストでこのくらいという人はどうぞ腹を抱えてお笑い下さい。
僕はこの時間にこのタイミングで聖ピエトロ大修道院の鐘が鳴るなんてことを知らなかったし、右下の猫も手足一本画面からはみ出さずによく頑張って?くれました。そして僕がストップボタンを押そうとしたまさにそのタイミングで鐘がピタリとやんだ。ノーカット、ノートリミングで掲載します。
運。

僕はこの映像をパソコンに取り込んで観た時に、T. S. Eliot のThe Dry Salvages を思い出した。
And under the oppression of the silent fog
The tolling bell
Measures time not our time, rung by the unhurried
Ground swell, a time
Older than the time of chronometers, older
Than time counted by anxious worried women
Lying awake, calculating the future,
Trying to unweave, unwind, unravel
And piece together the past and the future,
Between midnight and dawn, when the past is all deception,
The future futureless, before the morning watch
When time stops and time is never ending;
And the ground swell, that is and was from the beginning.
Clangs
The bell.
美しいですよね、恐ろしく美しい。
僕の頭の中で右上から鐘が鳴っている空間ができる。
もちろん大詩人と僕の映像では比べられない訳ですが、僕が言いたいのはそんなことではなくて、結局僕たちは本の中に頭を突っ込んで文字を読み取ることで詩を感じる訳です。同じように映像の中に頭を突っ込んで画面を観ることで詩を感じることはやはり可能なのではないかということです。原理的にはそうですよね。だって僕は別にThe Dry Salvages にいる訳ではないのだから。同じようにこの映像を観る人が今、Assisi にいる訳ではないのだから。だけれども作者はそれぞれの場所にかつていた訳で、その思いを文や映像で伝える、そしてそれを読んだ人や観た人が詩を感じる。う〜ん、あと少しのところまで来ているのだけれどな。頭が悪いので、この先が難しい。何かと何かを結びつければ、あとはできると思うんだよね。あと何かと何かを結びつければできるという自分の感覚が頼りです。観想でいけるのではないか。あとは何かを考えるというよりも、見つめる、という方に近いのではないか。

Untitled Sketches No.41 —As an Attempt to Image Poem

Posted in Images with tags , , , , , , , , , , , , , , on 8 December 2017 by kenwada

無題スケッチ No.41 —「映像詩」への一つの試みとして
2017年11月
イタリア、アッシジ、ソレッラ・アコウア通り
映像、35秒

Untitled Sketches No.41 —As an Attempt to Image Poem
November 2017
Via Sorella Acoua, Assisi, Italy
Image, 35 seconds

Sans titre Croquis N°41 —Comme une Tentative de Image Poème
novembre 2017
Via Sorella Acoua, Assise, Italie
Image, 35 secondes

「撮影」は何度でも撮り直しができるし、夜明けだとか夕焼けだとか好きな時間、瞬間にその場に待機することもできる。
でも僕の目指す「映像」は運、基本的に一発勝負の運。
僕の大好きな小鳥たちのさえずる声、その時その場を通った僕の苦手な自動車の排気音、さらにはこの映像のようにトラックが付近の作業現場にバックしてきて入る音もすべて含めて一つの音楽・詩を構築するのだという考え方。

絵画も運の要素があって面白いけれど、映像はもっと運。
撮っていて両者には共通点があるとつくづく思います。
少なくとも映像は書道には極めて近いものがあると思います。

ちなみにイタリアで日本でよく表記されているようにアッシジまたはアシジと言ってもほとんど通じません。
アッシージと太字の小さなにアクセントをおいて思いっきり引っ張って発音すると一回で通じます。
映像とは関係ないけれど。