Archive for artist

Journey of the Magi

Posted in Essay 2012-2020 with tags , , , , , on 6 July 2020 by kenwada

1927
written by T. S. Eliot (1888-1965)

‘A cold coming we had of it,
Just the worst time of the year
For a journey, and such a long journey:
The ways deep and the weather sharp,
The very dead of winter.’
And the camels galled, sore-footed, refractory,
Lying down in the melting snow.
There were times we regretted
The summer palaces on slopes, the terraces,
And the silken girls bringing sherbet.
Then the camel men cursing and grumbling
And running away, and wanting their liquor and women,
And the night-fires going out, and the lack of shelters,
And the cities hostile and the towns unfriendly
And the villages dirty and charging high prices:
A hard time we had of it.
At the end we preferred to travel all night,
Sleeping in snatches,
With the voices singing in our ears, saying
That this was all folly.

Then at dawn we came down to a temperate valley,
Wet, below the snow line, smelling of vegetation,
With a running stream and a water-mill beating the darkness,
And three trees on the low sky.
And an old white horse galloped away in the meadow.
Then we came to a tavern with vine-leaves over the lintel,
Six hands at an open door dicing for pieces of silver,
And feet kicking the empty wine-skins.
But there was no information, and so we continued
And arrived at evening, not a moment too soon
Finding the place; it was (you may say) satisfactory.

All this was a long time ago, I remember,
And I would do it again, but set down
This set down
This: were we led all that way for
Birth or Death? There was a Birth, certainly,
We had evidence and no doubt. I had seen birth and death,
But had thought they were different; this Birth was
Hard and bitter agony for us, like Death, our death.
We returned to our places, these Kingdoms,
But no longer at ease here, in the old dispensation,
With an alien people clutching their gods.
I should be glad of another death.

今日は朝から何度もうなりました。
美しい、美しい、なんて美しいのだろう!
およそ人間が作ったものの中で、この詩はちょっと考えられないほど美しい!

特に the second stanza の the word “temperate”、この一語でそれまでの the first stanza の “cold” や “winter” のイメージから一気に完全に決着をつけにきている、そのおそいかかってくるタイミングというか間合いというか、そこに何か異様なものを感じる、引き続いて、
“temperate valley” と“tavern” の描写、
“water-mill” が夜明けの “the darkness” を “beat” している、
“the lintel” の上に “vine-leaves” が絡みついた “tavern”、
“hands-feet” でもってきて、銀貨をかけてのサイコロ賭博、

the final stanza でそれまでの “we” を “I” に突然切り替えてくる思わず鳥肌が立つような場面転換の鋭利な(鋭利ななどという凡庸な言葉では作家に本当に申し訳ないですが)感覚、何か性的な感覚、
そしていよいよこの詩の核心であると僕には思われる一語 “agony”を登場させての、
“this Birth was/ Hard and bitter agony for us, like Death, our death.”
このイエスの誕生は我々にとって “agony” だった、さらには、
“With an alien people clutching their gods.”、
自国の民は今や “alien people” だということ、
the final line の “I should be glad of another death.”
この詩は今の僕の心の支えです。
すごいです、これは。人間の崇高。人間の気品。人間の高貴。人間の欲望。すべてが入り乱れて一つの巨大なドラマの塔を打ち建てている。でも一番感じるのは人間の再生であり更生なのではないでしょうか。最後の一行、専門家はどう日本語に置き換えるのでしょうか?僕自身は仏教徒ですが、大学の英文学の専門家とキリスト教の牧師や司祭等の専門家と二通りの意見を是非きいてみたいです。僕個人は「(生まれ変わった)(もう一つの)別の死をこそあえて喜んで望む、受け入れる、迎えるだろう。」という感じでしょうか。(この原文にはないこそあえての感覚が大切だと思うのですが)

Agora Gallery’s Facebook!

Posted in Exhibitions 2012-2020 with tags , , , , , , , , , , on 30 June 2020 by kenwada

Agora Gallery
6月28日 8:00 ·
This week’s #StudioSunday artist, Ken WADA, creates ink works that incorporate a full range of free-flowing painting techniques. Born and raised in Japan, the artist began to study calligraphy at the age of six. However, he worked as a science teacher for 15 years, until he started painting and drawing at the age of 39. Since then, his life has changed dramatically. The artist decided to move to France in 2004, where he studied drawing and oil painting. He lived there for seven years, until an unexpected event in 2011 changed everything; his mother had fallen into a coma, and the artist had to cancel his shows to be close to her. During that time, the Tohoku earthquake and tsunami occurred: “After experiencing my mother’s illness and the giant earthquake, I became more interested in the world of the unconscious. Depiction of what underlies in the unconscious became the goal of my creative activity, and every day I attempt to get as close to the goal as possible, introducing elements of the unconscious into my artworks”, as the artist describes.
WADA is interested in using the traditional medium of ink in innovative ways. For instance, he painted much of his recent work with branches picked from his own garden. He believes that the origin of his creative activity lies in the seven years that he attended calligraphy classes as a child. Apart from art, his interests include reading literature and philosophy, listening to classical music, gardening, jogging, while he is also a keen animal lover. To him, the most gratifying experience as an artist is during his one-man shows, where he sees his exhibits hanging on the walls.
Ken WADA will showcase his works at the Artexpo Art Fair in New York, this October.
Artworks available for sale by the artist: https://bit.ly/2BJRzFO

画像に含まれている可能性があるもの:1人、室内

ニューヨークの Agora Gallery の Facebook で昨日から紹介されています。
これ2016年2月の写真です。写真はちょっとどうかと思うけれど、書いてあることはすべてその通りです。あの時、確かかなりの量の質問をされ、それへの返答を一つ一つしました。それから4年以上も経ってそのインタビューが一つの記事になって出てくると驚きます。StudioSunday と言うのは Agora Gallery の Facebook で毎週日曜日にアーティストのアトリエを紹介する特集コーナーです。
Thank you very much, Agora!
4年前の写真ですけれど、ずいぶん描いていたんだな、そしてまだ少しは今よりも若かったんだな。
今年はコロナで全ての展覧会が延期になり苦しい戦いが続いていますが、
「今でも同じようにいやそれ以上かな?ともかく描き続けているよ」
とあの頃の自分に言いたい。
そのことが僕の心の救いです。
2020年6月30日
和田 健

Untitled 2020 No.12

Posted in Works 2020 with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 20 June 2020 by kenwada

無題 2020 No.12
2020年6月
北軽井沢 作品 No.405
画布にアクリル
91.0×72.7 cm

Untitled 2020 No.12
June 2020
Kitakaruizawa Works No.405
Acrylic on canvas
36.0×29.0 in.

Sans Titre 2020 Nº12
juin 2020
Kitakaruizawa Œuvres N°405
Acrylique sur toile
91.0×72.7 cm

No.11とどちらがいいかな。
さて次回のテーマは緑と白。緑と白の組み合わせは実にエレガントなんです、ピンクと黒と同じくらい。一応、行き詰まるまで2色のみで進めてみるつもりです。そのために思いっ切り大胆に構造もまた変えます。

Which do you prefer, No.11 or No.12?
Then, my next theme is green and white. The combination of green and white is really elegant, as much as the one of pink and black. For the time being, I will try to paint with only the two colors until I get stuck. I will also boldly change the structure for that purpose.

Untitled 2020 No.11

Posted in Works 2020 with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 18 June 2020 by kenwada

無題 2020 No.11
2020年6月
北軽井沢 作品 No.404
画布にアクリル
91.0×72.7 cm

Untitled 2020 No.11
June 2020
Kitakaruizawa Works No.404
Acrylic on canvas
36.0×29.0 in.

Sans Titre 2020 Nº11
juin 2020
Kitakaruizawa Œuvres N°404
Acrylique sur toile
91.0×72.7 cm

一応、今年の作品の中で一番前に進めたかな。

For the time being, I think this work is probably the best of my works this year.

Untitled 2020 No.10 ーTo Nara

Posted in Works 2020 with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 16 June 2020 by kenwada

無題 2020 No.10 ー楢へ
2020年6月
北軽井沢 作品 No.403
画布にアクリル
91.0×72.7 cm

Untitled 2020 No.10 ーTo Nara
June 2020
Kitakaruizawa Works No.403
Acrylic on canvas
36.0×29.0 in.

Sans Titre 2020 Nº10 ーPour Nara
juin 2020
Kitakaruizawa Œuvres N°403
Acrylique sur toile
91.0×72.7 cm

この絵は病気の子猫の楢のために描きました。
人間の命も動物の命もみんな同じです。

I painted this work for my sick kitten, Nara.
I think human’s life and animal’s life are all the same. Life is life.

Untitled 2020 No.9

Posted in Works 2020 with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 6 June 2020 by kenwada

無題 2020 No.9
2020年6月
北軽井沢 作品 No.402
画布にアクリル
91.0×72.7 cm

Untitled 2020 No.9
June 2020
Kitakaruizawa Works No.402
Acrylic on canvas
36.0×29.0 in.

Sans Titre 2020 Nº9
juin 2020
Kitakaruizawa Œuvres N°402
Acrylique sur toile
91.0×72.7 cm

I started My New Works this morning!

Posted in Essay 2012-2020 with tags , , , , , on 22 May 2020 by kenwada

今日から新しい4作品に着手=Paint1。
珍しく初日の段階の写真を撮ってみる。
今度のテーマ=Plan は下地に白、上にピンクと黄と青。
僕の場合は絶対に最初の Plan 通りにはいかないので、今はまだどうのこうの言っているような段階では全くないので、描いていてとても楽しい。
毎日が今朝のような初日だったらいいのに。煮詰まってくると、一手一手がまるで詰将棋のようになり、とてもこうはいかない。
この段階でまず確認しておくことは、個人的に「面取り」と呼んでいるけれど、
色ごとの面積比、これをしっかり把握しておきます。
あとはこの場合だと、ピンクの色にどのピンクを使うか、つまりピンクが主要色になる予感があるから、青はどの青でいくのか、黄はまずまず決まったな、とかそういうこと。ピンクを2種類、青を2種類、試しました。
さてさてこの後、何色で塗り潰しが来るのでしょうか?
基本的には補色で来る訳だけれど、例えば最終的に Green Painting にもっていきたいのなら下地に赤を多く入れる、でもそんなことにとらわれなくていい、もうそんなことにとらわれなくていいんです、もうそんなことからは自由になりました。絵画は生き物だから、絵画は先が読めないから、絵画は展開が見えないから、だからこそ決して飽きることがないんです。色と形の変化に人間の脳が決して追いつけないからこそ絵画は楽しいのです。そこで脳のために時間を稼ぐ、猶予時間を作り出すことがどうしても必要になります。先日そのためのちょっとした施策を思いつきました。早速実行してみるつもりです。別になんてことはない手段をどうして今日まで思いつかなかったのだろう?
それからちょっと違う話になりますが、こうした日々の制作に対するモチベーションも要らない、元々が僕の生活はもうずっと以前からモチベーションなしでも必死に生きてきたようなものだから、モチベーションなんて静かな気持ちから本当に要らないんです。つまり、個展があるからとか展覧会があるからとか多くの人に観てもらえるからとか、だから意欲・動機づけになって僕は頑張れますとか、これからも毎日頑張りますとか、要らないんです。モチベーションなんてなければないで生きていけるんです、元来が余分なものなんです、本当です。要は慣れの問題なんです。腹のたるんだ贅肉とまるで同じだ、おっとこれはいけない、気をつけよう!
個人的には今日の制作で左側の2枚がピタッと繋ぎ合ったのが面白かった、これはこの配列で並べたことも含めて全くの偶然です。こういうのは終わった後、ちょっとクスッと笑えます。
2020年5月20日
和田 健

後日記
2020年5月22日 Paint2、すなわち選択は白。右から1番目上がる。右から2番目、下がる、没、ダメ。右から3番目、ごく普通、ただ一部分観るところはある。右から4番目の左角に une obrique が欲しかった。こんなのは明日刷毛で入れて即確認。であれば、右から1番目を一つのモデルケースにして全体を高められればよさそうなものだけれども、絵画はそうはいかない、ここが絵画の実に面白いところなんです。僕の人生経験から言って、他の分野の仕事であれば一つの雛形をモデルにしてもう少し何か作れる、もう少し何かある程度できる、でも絵画はそうはいかない。一点一点奔放なんです、解放なんです、一つに集約しないんです。でも人間は論理的思考によってつい集約したがる、ついまとめたがるんです。人間ってホントまとめるのが好きですよね。だから前にも何回もこのサイトに書きましたように色と形に遊んでもらう感じが大切で、色と形を支配しない、コントロールしない、征服しようとしない。解放と集約を履き違えない。この後、Paint3 はピンクで見えているので、選択は楽です、Paint1 でピンクはシェルピンクで、とりあえず行き詰まるまではシェルで確認済み。明日の朝シェル入れてまたView、さあ〜いくぞ〜って感じ。そしておそらくその後、黄、青と入れてまた白、この4色入れを3回繰り返すと思います。4回かもしれない、その時点で次のキーワード、個人的に「全取り替え」と呼んでいるものがおそらく出てくる。feeling が fade するからです。これは文字通りトランプの手札の全取り替えと同じです、全てを捨てないと何かを得られない。じゃあ、この後その通り進んでいくのかと言ったら、これが進まない。つまり絵画は手順化・法則化できない。ここがこの仕事の実に面白いところで、繰り返しになりますが他の仕事であればもう少しマニュアルというものが必然的に浮かんでくると思う。つまり絵画には熟練できないのだと思います、いつまでも一年生と言うか、あと20年続けたとしても熟練できないんだろうな、引き出しや経験が増えるだけで。そこが絵画の魅力と言うか生物(なまもの)と言うか、本当に面白いところなんです。でも熟練できない仕事でよかったな、熟練して大御所みたいになって・・・・そんな人生はまっぴらだ!
ね、モチベーションなんて要らない!

続後日記
2020年5月23日 Paint3終了。右から2番目、少し上がってきた。
ではその熟練できない絵画の、集約できない絵画の、その制作の繰り返しの日々の人生をこれからどうやって生きていくかと言うと、これが実は中心にあるものは愛なんだな、ようやくそのことに気がつきましたってえらそうに言っても、それがわかった、あるいはつかみかけてきたのは、本当にここ半年くらいです。でもわかった。絵画・人生に一番必要なものは愛です。そんなことは若い頃はわからなかったな。でも年齢とともに愛の要る仕事でよかったな、年齢とともに愛の増える仕事でよかったな。年齢とともに愛の増える人生でありたいです。
そして最終目標は顔真卿の「祭姪文稿」、この恐ろしく美しいものを絵画として描く。「祭姪文稿」をピンクで描けない訳がない、青で描けない訳がない。一人の中国人にできたことが一人の日本人にできるかな、わからない、挑戦してみないことにはわからない。しかしちょっと目標が高すぎやしないか。「祭姪文稿」の絵画化はおそらく同じく最終目標である「鳥類の聖書」でもあり、僕の中で重なり合うのだと思います。うん、わかった、つまり、高すぎる目標の場合は、同じだと感じるもの(事例)を増やしていけばいいんだ、そこから実は真正面が見えてくるかもしれない、見えてこなければ即次の手段を考える。失敗したら素早く立ち上がる、ドロドロそんなところに腰掛けていない。明日、Paint4黄とPaint5青二ついきます。
毎日、こんなことを書いていると延々と続いてしまうので、この4点の完成まで一応ここでやめますね?

ーやめません。今朝(2020年5月24日付)の The New York Times の一面には魂を激しく揺さぶられた。これがメディアだろう、これこそがジャーナリズムの気迫だろう。この一面の実現は、アイデアだとか企画だとかという次元の簡単な話ではない。リベラルな文化の彼我の差を痛感した。会ったこともない一人一人の何故か笑顔が行間から立ち昇ってくるようだった。みんな、もっと生きたかったんだろうな。みんな、もっと生きていたかったのだろうな、という思いに胸を締めつけられるようだった。さあ、生き残った僕は、生きている僕は、せめて絵画の制作を頑張ろう。 上述の最終目標はもしかしたらもうすぐそこまで来ているのかもしれない。昨日、制作の後、筆を洗っている時にふとそう思った、時間にして10秒くらい。すぐに「ええ〜、まさかなあ〜」、というつぶやきにとって変わられた。最終目標はあと何十年も努力してようやく得られるかもしれない境地だと常に思ってきたから。お前こそがリベラルな文化の少なき民そのものだ、どうしてすぐに「まさかなあ〜」なのだ。そんな条件反射ばかり鋭くなってお前は一体これまで何を学んできたのか?


(©The New York Times)

Untitled 2020 No.8

Posted in Works 2020 with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 21 May 2020 by kenwada

無題 2020 No.8
2020年5月
北軽井沢 作品 No.401
画布にアクリル
91.0×72.7 cm

Untitled 2020 No.8
May 2020
Kitakaruizawa Works No.401
Acrylic on canvas
36.0×29.0 in.

Sans Titre 2020 Nº8
mai 2020
Kitakaruizawa Œuvres N°401
Acrylique sur toile
91.0×72.7 cm

Untitled 2020 No.7

Posted in Works 2020 with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 17 May 2020 by kenwada

無題 2020 No.7
2020年5月
北軽井沢 作品 No.400
画布にアクリル
91.0×72.7 cm

Untitled 2020 No.7
May 2020
Kitakaruizawa Works No.400
Acrylic on canvas
36.0×29.0 in.

Sans Titre 2020 Nº7
mai 2020
Kitakaruizawa Œuvres N°400
Acrylique sur toile
91.0×72.7 cm

Untitled 2020 No.6

Posted in Works 2020 with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 11 May 2020 by kenwada

無題 2020 No.6
2020年5月
北軽井沢 作品 No.399
画布にアクリル
91.0×72.7 cm

Untitled 2020 No.6
May 2020
Kitakaruizawa Works No.399
Acrylic on canvas
36.0×29.0 in.

Sans Titre 2020 Nº6
mai 2020
Kitakaruizawa Œuvres N°399
Acrylique sur toile
91.0×72.7 cm