
My Drawing Photo on June 14, 2022
Acrylic on canvas, 29.0×24.0 in. (72.7×60.6 cm)
連日の制作が続きます。
先週、今年5回目の眼球注射を済ませました。
眼が見える間は、まだまだ頑張ります。
2022年6月14日
和田 健

My Drawing Photo on June 4, 2022
Acrylic on canvas, 29.0×24.0 in. (72.7×60.6 cm)
Untitled 2022 No.3 と No.4 の一連の制作過程を通して、①達成できたこと、②達成できなかったこと、それに加えて、③気づいた様々なことをもとにして、5月31日から、また新しい制作に入りました。
その目的の達成のために、今回は、小さめのF20号のキャンバスを用意し、4枚を同時に制作しながら、並行して展開させていきます。
ドローイングは、一日一日、まったく違う顔や表情を見せてくれるので、とても楽しいです。
「さあ、ここからまた長い旅を頑張るぞ!」という感じですね。
2022年6月4日
和田 健
無題 2022 No.3
2022年5月
北軽井沢 作品 No.450
画布にアクリル
80.3×100.0 cm
Untitled 2022 No.3
May 2022
Kitakaruizawa Works No.450
Acrylic on canvas
32.0×39.5 in.
Sans Titre 2022 Nº3
mai 2022
Kitakaruizawa Œuvres N°450
Acrylique sur toile
80.3×100.0 cm

普段、サインした作品については、解説的なことは何も書きませんが、今回は、少しだけ書きます。
あくまで、結果としてではあるけれども、一応、今までで一番前に進めたかなと思う。
眼を悪くしたのに、不思議だなと思う。
その理由としては、前回の記事に書いた没作品になった原因について、その後になって、僕が、心の中でよく理解できたことが、少し関係していると思う。
その原因がわかった時に、心の中の重苦しい何かが解き放された。
常にどんな時にも、課題としている、
①いい加減に、
②無造作に、
③がさつに、
④ぶっきらぼうに、
⑤すっぽ抜けている、
⑥ぶっ飛んでいる、
⑦適当に、
⑧見ないて描く、
⑨間が抜けている、
が、ひとまず体現できたかなと思う。
でもまだまだ絵がかたいな。
ということは、まだまだ前に進めるな。
もっと、もっと、溢れ出るような、ほとばしるような創造のエネルギーを、自由に、天衣無縫に、伸び伸びと、声高らかに歌いあげないといけない。
芸術というのは、何よりも基礎基本が大切であるとともに、常に、しきたりや慣習、伝統、形式、法則、所作、杓子定規・・・、そうしたものが作る壁に束縛されず、こだわらず、その壁を打破していかないといけない。
その両者の絶え間ない繰り返しであり、とても静かではあるけれども、息つく暇もないせめぎあいです。
いつまでも、風変わりであれ!
どこまでも、異端児であれ!
そして、何よりも、「ヨゼフとその兄弟たち」の物語が、すなわち神の物語が教え諭すように、常に、いたずら好きであれ!
2022年5月30日
和田 健

My Drawing Photo on May 7, 2022
Acrylic on canvas, 32.0×39.5 in. (80.3×100.0 cm)
完敗!
結局、このあと、毎日の制作を続けながら、次第に次の一手が見出せなくなり、昨日5月13日になって、まるで首根を押さえつけられたかのように、まったく身動きがとれなくなり、ついに2枚とも屈辱的な敗北である没作品に終わりました。
今日これから、キャンバス2枚とも、全部黒でつぶして、また改めてゼロから、新しいテーマでやり直します。
油断はしなかったし、気力はむしろ充実していたし、作品にもっていけなかったのは何なのだろう?
この期間の日々の奮闘や努力は、いったい何だったのだろう?
絵画は、本当に難しい。
作家本人が、これまでに積み重ねてきた熟練や経験、引き出しといったようなものを、絵画は、激しく拒絶してくる。
いつまでも万年1年生であれと、要求してくる。
さらに言うと、1年生でいれれば、まだいい方で、毎日がまるで入学式当日のような新鮮な初心を忘れない無心な気持ちでいろと、要求してくる。
それは人間だから無理でしょ、そんな人間に出会ったこともないし。
でも究極のところ、芸術関係は、毎日が入学式のような心のもち方でいないといけないのだと思います。
それが真実なのではないでしょうか。
そこで何年も絵を描き続けている人の作品よりも、そのあたりの小学生が、夏休みの宿題に描いた絵の方が、インパクトがあるなんていうことが、実際に起きてくる。
それは不思議でも何でもなくて、絵画がその本質である「入学式」をついてくるからです。
つまり、制作のスタートなんです。
勝負は、スタートの「時点」で、すでにもう決まっているのですね。
ですから、「マイナスからのスタート」(これでは意味が通じませんので、少し説明が必要ですが)は、必ず身につき、ものになり、大成します。
それから、制作過程で、いったんこの先のレールが見えたと思って、それに思わず乗っかると、つまり、絵画の方に引きずり込まれてしまうと、次第に行き詰まってダメになる。
その兼ね合いが、本当に難しい。
そしてダメになると、これまでの仕事を、ただの徒労にしたくないものだから、人間は、姑息な手段を用いてでも、帳尻を合わして、何とかして没作品にならないように、自然としだします。
そうなれば、もうおしまいですね。
自分に「とっととつぶして、さっさと出直してください」と言いたい。
さらに考えます。
2022年5月14日
和田 健
追伸:
僕は専門外でよくわかりませんけれども、心理学などで、変な(というのは失礼な言い方だな)性格診断テストなどをやるよりも、もっと絵を描かせたらいいのになと、時々思います。
絵だと、愛してもいないのに、愛してます、なんて絵は描けません。
技量に優れていて、仮に描けたとしても、嘘だなと観てすぐにわかります。
絵は、言葉や文章よりも、嘘がすぐにわかります。
それは、おそらく絵画の方が、言語よりも、より原始的な要素を多く含むからではないでしょうか。
そして、その生涯を通して、嘘のない作品を描き続けた人をもって、偉大な芸術家というのではないでしょうか。
モネ、ボナール、マティス、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ジャコメッティ・・・、皆、どの作品を観ても嘘がないですね。
もちろん、嘘がないなどという失礼なレベルではなく、皆、何とか真実に迫ろうとして、そんなこととは、生涯無縁の、切羽詰った死に物狂いの人生を送っています。
そこのところです、大切なのは。
世間には何か絵のうまい人をもって、偉大な芸術家と思っている方が、いまだに若干いらっしゃるように思いますが・・・、それは僕の思い過ごしでしょうか?
さて、先ほど、実際に2枚とも黒でつぶしました。
感想ですか?
不思議なほど、何もありませんでした。
いつものことなので、仕事として慣れているということもあると思います。
あえて言えば、何か喪に服するとでもいった感じが少ししました。
さあ、また明日から新しいスタートです。
‘We will rise again’ です。


Contemporary Art Curator Magazine というオンラインの国際的なサイトがあるのですが、僕が昨年描き続けた「無題 2021 ーシリーズ黒と黄のペインティングからー」の No.8 から No.15 までの8作品が、Voices of Tomorrow Art Award を受賞しました。
2022年5月8日
和田 健
Dear friends,
CONTEMPORARY ART CURATOR is an online contemporary art magazine, it covers visual art, photography, street art, art events and art films.
It is my pleasure to inform you that I won the Voices of Tomorrow Art Award of the magazine.
Warmest regards,
Ken WADA
Chers mes amis,
J’ai le plaisir de vous annoncer que j’ai gagné le prix Voices of Tomorrow Art Award de Contemporary Art Curator Magazine.
Bien amicalement,
Ken WADA
https://www.contemporaryartcuratormagazine.com/voices-of-tomorrow-art-award/ken-wada

スペインの Artcertificate が主催する国際アートコンペティション「Abstract Art 2022」のドローイング/コラージュ部門で、僕が昨年末に描いた作品「無題 2021 No.25」が、第2位に入りました。
主催者側の発表で、世界中から250人以上のアーティストが参加して、600作品以上が応募されたそうです。
今年は眼を悪くして、それこそお元日からつらいことばかりでしたので、神様が少しご褒美をくださったのでしょうか。
受賞のお知らせのメールをいただいた後も、いつものように気迫をもって、淡々とキャンバスに向かいましたが、今日は眼の状態が非常によくなく、困難な制作になりました。
2022年4月15日
和田 健
Dear friends,
It is my pleasure to inform you that I won the 2nd prize in the Drawing / Collage category of the International Art Competition “Abstract Art 2022”.
Artcertificate in Spain organized the competition which brought together more than 250 artists from around the world and more than 600 works in all categories.
Warmest regards,
Ken WADA
Chers mes amis,
J’ai le plaisir de vous annoncer que j’ai gagné le 2ème prix dans la catégorie Dessin / Collage du Concours International d’Art “Abstract Art 2022”.
Artcertificate en Espagne a organisé le concours qui a réuni plus de 250 artistes du monde entier et plus de 600 oeuvres toutes catégories confondues.
Bien amicalement,
Ken WADA


My Drawing Photo on April 14, 2022
Acrylic on canvas, 32.0×39.5 in. (80.3×100.0 cm)
今日のドローイングは、昨日のキャンバスとは別のキャンバスです。
バーントアンバーの雑塗りをしましたが、青地の下には、ローアンバー→ジョーンブリヤン→オレンジと、3日間かけて積み重なっています。
いかがでしょうか。
僕は眼も半分見えなくなったし、もうパブロ・カザルス(1876-1973)としか、仕事をしない。
最近、よくそう思うようになりました。
もちろん、言うまでもなく、比喩的な意味合いにおいてですが。
カザルスは、非常に精神性が高い、稀に見るくらい高い。
そして彼は、完全に精神性とだけ生きている。
是非、彼の1971年の国連での「peace、peace、peace」の演説と合わせて、「鳥の歌」を聴いてください。
また、南仏 Prades の自宅で、教え子の女性のインタビューを受けるドキュメンタリーも、人間味にあふれて素晴らしいです。
インタビューも終わり、2匹の犬の散歩に出かける何気ないラストシーンが、また素晴らしい。
以上3点、すべて YouTube で、どなたでも簡単に観ることができます。
今、毎日、本当に少しずつですが(もう以前のようにガバッとは読めません)、大型の拡大鏡を使いながら、再読を進めている「ヨゼフとその兄弟たち」(昭和33年発行の新潮社版で全6巻です、ただ今弟4巻まできました)の作者トーマス・マン(1875-1955)や、カザルスのような極めて高い精神性とだけしか仕事をしたくない。
残りの人生は、何としてもそうしたい。
そういった人間をこそ、目標として生きていきたい。
そうしないと、やがて取り返しのつかないくらいの悔いが残る。
本当にそう思うのです。
ちなみに、遅読と言うのでしょうか。
1日にわずかなページ数しか読めないと、逆にいろいろなことを感じるようになりましたが、これにつきましては、また別の機会にいたします。
2022年4月14日
和田 健