Archive for April, 2022

ABSTRACT ART 2022 AWARD!

Posted in Exhibitions 2012-2022 with tags , , , , , , , , , , on 16 April 2022 by kenwada

スペインの Artcertificate が主催する国際アートコンペティション「Abstract Art 2022」のドローイング/コラージュ部門で、僕が昨年末に描いた作品「無題 2021 No.25」が、第2位に入りました。

主催者側の発表で、世界中から250人以上のアーティストが参加して、600作品以上が応募されたそうです。

今年は眼を悪くして、それこそお元日からつらいことばかりでしたので、神様が少しご褒美をくださったのでしょうか。

受賞のお知らせのメールをいただいた後も、いつものように気迫をもって、淡々とキャンバスに向かいましたが、今日は眼の状態が非常によくなく、困難な制作になりました。

2022年4月15日
和田 健

Dear friends,

It is my pleasure to inform you that I won the 2nd prize in the Drawing / Collage category of the International Art Competition “Abstract Art 2022”.
Artcertificate in Spain organized the competition which brought together more than 250 artists from around the world and more than 600 works in all categories.

Warmest regards,
Ken WADA

Chers mes amis,

J’ai le plaisir de vous annoncer que j’ai gagné le 2ème prix dans la catégorie Dessin / Collage du Concours International d’Art “Abstract Art 2022”.
Artcertificate en Espagne a organisé le concours qui a réuni plus de 250 artistes du monde entier et plus de 600 oeuvres toutes catégories confondues.

Bien amicalement,
Ken WADA

My Drawing Photo on April 14, 2022

Posted in Essay 2012-2022 with tags , , , , , on 15 April 2022 by kenwada

My Drawing Photo on April 14, 2022
Acrylic on canvas, 32.0×39.5 in. (80.3×100.0 cm)

今日のドローイングは、昨日のキャンバスとは別のキャンバスです。
バーントアンバーの雑塗りをしましたが、青地の下には、ローアンバー→ジョーンブリヤン→オレンジと、3日間かけて積み重なっています。
いかがでしょうか。

僕は眼も半分見えなくなったし、もうパブロ・カザルス(1876-1973)としか、仕事をしない。
最近、よくそう思うようになりました。
もちろん、言うまでもなく、比喩的な意味合いにおいてですが。
カザルスは、非常に精神性が高い、稀に見るくらい高い。
そして彼は、完全に精神性とだけ生きている。
是非、彼の1971年の国連での「peace、peace、peace」の演説と合わせて、「鳥の歌」を聴いてください。
また、南仏 Prades の自宅で、教え子の女性のインタビューを受けるドキュメンタリーも、人間味にあふれて素晴らしいです。
インタビューも終わり、2匹の犬の散歩に出かける何気ないラストシーンが、また素晴らしい。
以上3点、すべて YouTube で、どなたでも簡単に観ることができます。

今、毎日、本当に少しずつですが(もう以前のようにガバッとは読めません)、大型の拡大鏡を使いながら、再読を進めている「ヨゼフとその兄弟たち」(昭和33年発行の新潮社版で全6巻です、ただ今弟4巻まできました)の作者トーマス・マン(1875-1955)や、カザルスのような極めて高い精神性とだけしか仕事をしたくない。

残りの人生は、何としてもそうしたい。
そういった人間をこそ、目標として生きていきたい。
そうしないと、やがて取り返しのつかないくらいの悔いが残る。
本当にそう思うのです。

ちなみに、遅読と言うのでしょうか。
1日にわずかなページ数しか読めないと、逆にいろいろなことを感じるようになりましたが、これにつきましては、また別の機会にいたします。

2022年4月14日
和田 健

My Drawing Photo on April 13, 2022

Posted in Essay 2012-2022 with tags , , , , , on 14 April 2022 by kenwada

My Drawing Photo on April 13, 2022
Acrylic on canvas, 32.0×39.5 in. (80.3×100.0 cm)

下地にグリーン、その上に雑塗りのオレンジ、さらにその上に雑塗りのブルーをかぶせる。
明日、上からまずバーントアンバーの雑塗りを味わいながらチェックした後、何か他の色のべた塗りで全部消そう。
その時、思わず吐き気を催すような、その日、自分が最も使いたくない色をあえて塗ると、使いこなせる色の領域が広がる。
そして、雑塗りからベタ塗りに、必然的に移行する訳だから、同時に、途中経過でその色の雑塗りも試せる。
人間は、放っておくと、その人の好きな傾向の色を、自然と使いたがるため、どうしても偏りがでる。
その打破のための一方策。

絵画は、まずは第一に何と言っても「環境」を整える。
(この場合の「環境」が意味するものが、これでは漠然としていて曖昧で伝わらないと思いますが、今、そのことが主題ではないので、ここではその説明は、素っ飛ばします。)
自分にできる範囲で環境を整えたら、次に、その日の制作メニューやプログラムが、創意工夫に満ちて斬新であるかどうかを、常に自分に問う。
「今日の制作メニューはユニークで斬新か!?」
「それとも昨日までやっていたのと同じような、言わば旧態依然としたものか!?」
毎日、斬新はできない。
でも毎日、新鮮な気持ちで向かうことはできる。
そのために、「創意工夫」「自由」「特異」「特殊」などの要素を尊重する。
「異端児」であれ。
要は、自由に伸び伸びとやる。
勝手に脳にまかせる。
制作の方向性を定めない。
だけれども執拗にやる。
そうして色と形の組み合わせの引き出しを、毎日少しずつ増やしていく。
これに基礎基本の反復の要素を加え、細かく、細かく、繰り返し、繰り返し、地道に、地道に。
そしてそれらを必ずメモし、記録を積み重ねていく。
特に僕は、忘れやすいから。
今現在、僕は、毎日こんなことを考えて制作しています。
絵画制作=こんなに面白い仕事、はちょっと他には、あまりないように思いますので、これからもでき得る限り大切にしていきたいと思います。

2022年4月13日
和田 健

Summer Mountain Painting No.1

Posted in Exhibitions 2012-2022 with tags , , , , , , , , on 9 April 2022 by kenwada

Summer Mountain Painting No.1, 2019
Acrylic and multi-talented pencil on paper, 28.0×32.0 in. (70.8×80.5 cm)

現在、ロンドンやバルセロナに活動の拠点がある Contemporary Art Station の “Contemporary Expressions Award” に、僕の2019年の作品「ナツヤマペインティング No.1」がノミネートされています。
こちらのページ↓です。
https://www.contemporaryartstation.com/online-catalogue/2022/3/27/ken-wada-japan

この作品には、かなりてこずり、とても深い思い入れがありますが、これまで発表する機会に恵まれませんでした。
もう僕の展覧会はなくなりましたので、たとえこうした形であっても、皆様に観ていただければ、作家としては大変うれしいです。
他の国のアーティストの作品も、皆さん、それぞれ素晴らしいですね。
いつも思うことですが、アートには国境がなく、絵画には翻訳が要りません。

まったく同じような意味合いで、4月1日にアトリエで、ふと目について撮った写真のご紹介なのですが、2021年のこの4作品も、個人的にはとても好きな作品ですが、ついに一度も展示する機会がなく終わってしまいました。
残念ですが、もう仕方がありませんね。
本当にそのままパッと撮りましたので、並べ方とか結構バラバラです。
コンポーズブルー#2と黒を組み合わせて、ピンクでサインを入れました。
F15号のキャンバスを使いましたので、大きさはそれぞれ 65.2×53.0 cm の小さめの4作品です。

Untitled 2021 No.1-4 ーfrom the series Black and Blue Paintingsー, 2021,
Acrylic on canvas, each 26.0×21.0 in. (65.2×53.0 cm)

2022年4月9日
和田 健

僕の最後の展覧会、Artexpo New York 2022 が始まりました!

Posted in Exhibitions 2012-2022 with tags , , , , , , , , , , on 7 April 2022 by kenwada

皆様、こんにちは。
本日、2022年4月7日(木)から4月10日(日)までの4日間、アメリカの World Wide Art Gallery から、第45回目を迎える Artexpo New York に参加します。
Artexpo New York への参加は、2018年、2021年に続いて3回目になります。
アートがお好きな方でしたら、ご存知の方も多いと思いますが、ニューヨークで一番古くて大きなアートフェアです。
現地にご滞在の邦人の方をはじめ、皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
World Wide Art Gallery のブース#108 に、僕の2作品が展示されています。
4月1日の記事の中に書きましたので、繰り返しませんが、これが僕の最後の展覧会になります。
ギャラリーのディレクターから、ブースの写真と、Pier 36 は、今までニューヨークで使用した会場の中で、nicest とのメールをいただきましたので、合わせてご紹介いたします。
“The venue of Artexpo is Pier 36 on the Lower East Side. This is a large, newly renovated building, and actually, of all the venues where we have exhibited in New York, this one is the nicest.”
最後ですから、僕も今回は現地に行きたかったです。

僕の展覧会は、結局、個展とグループ展等を合わせて全部で46回でした。
その内訳は、日本で9回、フランスで21回、アメリカで8回、イタリアで3回、スペインで2回、イギリスで1回、韓国で1回、オンラインで1回でした。
展覧会の思い出はあまりにも多くて、とても一言では言えません。
この場を借りて、会場にお越しくださったすべての皆様に、心より厚く御礼と感謝の念を申し上げます。
これまで言葉にできないほど、たくさん成長させていただき、本当にありがとうございました!

もう展覧会もこれで終わりですし、眼もこんな状態ですが、これからも制作の手を絶対に緩めずに生活していきます。
4月のあまりの大雪による雪害で、その後始末に追われ、この3日間、制作ができませんでしたが、今朝からまた再開しました。
制作の手さえ緩めなければ、そして感覚を研ぎ澄まして継続してさえいけば、絶対に片目でもできる、そう思うしかないですね、今はそんな心境です。

2022年4月7日
和田 健

Dear friends,

It is my pleasure to inform you that I will participate in Artexpo New York 2022 that takes place from 7-10 April 2022.
This is my third participation in the New York Show.
As you probably know, Artexpo New York in the largest, oldest and best established art fair in New York City.
My two artworks will be displayed at the World Wide Art Gallery (US) Booth #108.

Everyone, very unfortunately, this Artexpo New York is the last exhibition in my artist career.
I will not retire.
I will continue to make paintings every day.
However, since the beginning of this year, I have continued to treat my right eye disease (Wet AMD), but since I lost most of my right eye vision / eyesight, I decided to stop the exhibition in consideration of the burden of my eyes.
Finally, my exhibition has been 46 times (11 solo exhibitions + 35 group exhibitions) in total throughout my artist career.
The number of exhibitions by country is
9 exhibitions in Japan
21 exhibitions in France
8 exhibitions in US
3 exhibitions in Italy
2 exhibitions in Spain
1 exhibition in UK
1 exhibition in South Korea
1 Online exhibition

Thank you very much for many, many memories!

Warmest regards,
Ken WADA

Show Location
Pier 36
Lower East Side,
299 South Street
New York, NY 10002

SHOW HOURS
VIP / PRESS PREVIEW
Thursday, April 7, 4 PM – 5 PM

OPENING NIGHT PREVIEW
Thursday, April 7, 5 PM – 8 PM

Public Show Hours
Friday, April 8, 11 PM – 7 PM
Saturday, April 9, 11 AM – 7 PM
Sunday, April 10, 11 AM – 5 PM

Untitled 2022 No.2

Posted in Works 2022 with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 5 April 2022 by kenwada

無題 2022 No.2
2022年3月
北軽井沢 作品 No.449
画布にアクリル
80.3×100.0 cm

Untitled 2022 No.2
March 2022
Kitakaruizawa Works No.449
Acrylic on canvas
32.0×39.5 in.

Sans Titre 2022 Nº2
mars 2022
Kitakaruizawa Œuvres N°449
Acrylique sur toile
80.3×100.0 cm

Untitled 2022 No.1

Posted in Works 2022 with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 3 April 2022 by kenwada

無題 2022 No.1
2022年3月
北軽井沢 作品 No.448
画布にアクリル
80.3×100.0 cm

Untitled 2022 No.1
March 2022
Kitakaruizawa Works No.448
Acrylic on canvas
32.0×39.5 in.

Sans Titre 2022 Nº1
mars 2022
Kitakaruizawa Œuvres N°448
Acrylique sur toile
80.3×100.0 cm

何とか現役を続けます!どうぞよろしくお願いいたします

Posted in Essay 2012-2022 with tags , , , , , on 1 April 2022 by kenwada

Photo : My desk in the studio, March 24, 2022

何度も何度も入念に確認しました。
そして最終的に、3月に2点の作品が仕上がったことにより、何とかぎりぎりのぎりぎりですが、現役を続行します!
この間、昨年末以来、皆様には、大変なご心配をおかけいたしました。
そして、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

ただし、左眼にも加齢黄斑変性が出た場合、その日をもって引退しますので、何一つ大きなことは言えません。
大手を振って、道の真ん中を行くようなイメージは全くありません。
何とか道の端っこをとぼとぼと歩きながら、細々とでもよいので続けていけたら・・・、という感じです。
眼の状態が、日によってあまりにも不安定で、一日一日違うものですから、自信がもてません。
それでも、もしあと、5年描き続けられたら、かなりいろいろなことができます。
もしあと、10年描き続けられたら、こんなに幸せなことはありません。

昨年末から続いた息苦しいような長く暗いトンネルの中で、僕は本当にいろいろなことを考えさせられました。

①この機会に、絵のスタイルが大きく変わるように思います。
人間はどんどん変化していく生き物ですから、その自分の変化を、せめて自分くらいは認めてあげたいです。
自然な変化を受け入れて、チェンジして、また新しく作品を作り出していきたいです。

②作品数は、これまでのようにたくさんは描けません。
大幅に減ると思いますが、その分、一枚一枚を大切に丁寧に慈しんで描いていきます。

③それから眼の負担を考慮して、今月のニューヨークを最後に、思い切って展覧会を全部やめます。
作品は、基本的にこのサイトで観てもうらうだけにします。

④サインもこれまでの wada から、眼の負担の少ない w の一文字に変えようと思います。

⑤作品の写真につきましては、今までは納得がいくまで、何枚も何枚も写真を撮っては、その中でベストな写真を選んで掲載してきましたが、この一連の作業が長い期間の中で、だいぶ眼を痛めました。
これからは作品の掲載写真については、<大体やアバウト>を基本にします。
おおよそのイメージが伝われば、<それでよい>くらいにします。

日常生活では、できないことが増えて苦しい状況ですが、自分の仕事が続けられて、言葉にできないくらい本当に幸せです!
失ってしまったものはあまりにも大きいですが、変化を受け入れて、規模を縮小して、少しずつ何とか生きていけるように工夫していきます。

現代医学の進歩がなければと言いましても、そんなに昔のことではありません。
ほんの10年前まででしたら、完全に失明していました。
僕が、そのことをこれからの不自由な生活の中でも忘れることなく、イライラしたりせずに穏やかに生きていけるか、おそらくこの目標は高すぎて、僕には達成できないでしょう、でもそれに近づこうとすることはできる、何とかやってみようと挑戦することは、もしかしたら僕にもできるかもしれない。
ちょうど4月1日の今日、ここから自分が試される新たなスタートになりました。

もう一度、繰り返します。
はっきり言って、よく見えませんので、自信はありませんが、何とか続けてみようと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

2022年4月1日
和田 健

Photo : One day in the studio, March 17, 2022