無題 2022 No.12
2022年10月
北軽井沢 作品 No.466
画布にアクリル
72.7×60.6 cm
Untitled 2022 No.12
October 2022
Kitakaruizawa Works No.466
Acrylic on canvas
29.0×24.0 in.
Sans Titre 2022 Nº12
octobre 2022
Kitakaruizawa Œuvres N°466
Acrylique sur toile
72.7×60.6 cm


My Drawing Photo on October 6, 2022
Acrylic on canvas, 29.0×24.0 in. (72.7×60.6 cm)
10月6日、Untitled 2022 No.12 を始めて、この写真の段階までで約40分。
昨日のドローイングは、自分にとって実に大きかった。
制作はストップし、つくづく考えさせられた。
そうか、色には、フランス語で言うところの brut があるのか。
ここで僕が言う brut は、アール・ブリュット(art brut) のことではなく、もちろん、それはとても大切なことだけれども。
なぜかと言うと、フランスから帰国して間もない頃、だからおそらくは2011年に、僕が帰国後、最初に印象を受けた展覧会は、有名な人のではなくて、世田谷区立梅ヶ丘図書館で偶然観た障害者展だったから。
それとは異なり、僕が昨日感じたことは、色そのものに、色そのものの中に、brut があるということ。
どうして、眼を悪くした今になって、これがわかったのだろう?
逆に言えば、なぜ、眼のよかった時に、こんなにも大切なことに気づかなかったのだろう?
ああ、これで、これまでの研究の流れのすべてに、サッと一筋の光がさすようにわかった。
すべて brut で、もってきているのか。
今頃になって、神様は僕に何を言おうとしているのだろう?
翌朝になって、もちろんだけれども、brut はやや消え、sec になっている。
当たり前だ、絵の具は乾いて水分を失い、キャンバスの向こうに引いて行くのだから。
まるで、潮の満ち引きと同じだ。
でも、よく観ていると、やっぱり、brut が残っている。
その名残や痕跡が感じられる。
まるで、満潮の時に砂浜に打ち上げられたきれいな貝殻のようだ。
こうなれば、brut と sec の戦いだ。
brut を追え!brut を捕まえろ!そして、brut で描け!
brut と言えば、なんと言っても、まず真っ先に思い浮かぶのは、ゴッホと天才スーチンだ。
そうなれば、「ゴッホの日記」を熟読したことが役に立つ。
完全にわかった!
おそらくできるな、これは。
2022年10月7日
和田 健

My Drawing Photo on September 25, 2022
Acrylic on canvas, 29.0×24.0 in. (72.7×60.6 cm)
「さあ、またここからいくぞ!」っていう感じ。
Untitled 2022 No.9 と No.10 が、赤系のレッドオーカーの地色に、緑色や青色中心なので、今度は緑系のカドミウムグリーンライトの地色なら、補色の関係を逆にもってくればいい訳だけれども、事はそう理屈通りに簡単にはいかない。
とりあえず、明日、右下の紫の上に、コンポーズブルーの#1で横線を引いて、逆に上に切り返していくところからだな。
この段階で、色を「置きにいこう」とか、「決めに行こう」とか、お馬鹿なことを一切考えないこと。
人間は、自然に放っておくと、まとめることが本当に好きだからな。
その日の収穫や成果を思わず実感したくて、今日も締りがなくバラバラで終わるのが、やっぱりどうしても嫌だから。
僕たちの仕事は、今日もまとまりがなくバラバラで終わる、その日々の悔しさの堆積のようなものの中にこそ、何か言葉にはできない大切なものが含まれています。
まあ、それはともかくとして、色のせめぎあいと、塗り替えによるつぶしあいが続き・・・、今日のドローイングを明日になれば否定して、明日のドローイングを明後日になれば否定して、要するに賞味期限は1日か、せいぜい、いいところ2日で、また否定して、それを否定して、さらに否定を繰り返して・・・。
結局、どこまで行ってもエンドレスであり、果てしないな・・・、これは。
それでも最後に、一応、納得できた時のうれしさは、つまりは、サインした時のうれしさは、ちょっとこれはもうなんとも言えません。
「さあ、明日から、また新しいキャンバスや紙、いくぞ!」っていう感じです。
2022年9月25日
和田 健

My Drawing Photo on September 12, 2022
Acrylic on canvas, 29.0×24.0 in. (72.7×60.6 cm)
制作前半、まずまず。
後半、リズムがとれず、ガタガタに崩れる。
でも、いい、いい、悪いものは全部出し切った方がいい。
その間にいろいろな可能性を試したことを、脳がすべて把握しているから。
自分の脳に「お前大丈夫か、ちゃんと覚えているか?」とか問いかけないこと。
今日のドローイングを最底辺にして、ここから必ず作品にもっていく。
とりあえず、お話にならないので、森の中を走ってきます。
今日で、連続147日ランニング。
2022年9月12日
和田 健