韓国の国際展覧会に行ってきました!

Posted in Exhibitions 2012-2019 with tags , , , , , , , , on 7 December 2019 by kenwada

皆様、こんにちは。
韓国はコジェ市の国際展覧会に行って、昨日帰国いたしました。
実はお隣の国、韓国に行くのは今回が生まれて初めてでしたが、
韓国の人々の実に温かい情にたくさん触れ、本当に素晴らしい旅となりました。

訪れた Haegeumgang Theme Museum では、突然の訪問にもかかわらず、
職員の方にランチとカフェに招待され、コジェ市のバスターミナルまでの
帰りのタクシーまで用意してくださいました。
さらに美術館証明の立派な certificate を2通もすぐに発行してくれました。
どうして一日本人にここまで親切にしてくれるのでしょうか。

スタッフのDoyoung, Agnes, 本当にありがとう!
Thank you very much!
お二人のお陰で最高の Warm Memories ができました。
魚の鍋料理のランチ、最高においしかったです!
僕の手を強く握りしめて放さなかったカフェのおじさん、
帰りのタクシーの運転手、
3泊した釜山南浦のチャガルチ市場棟、新東亜市場棟の界隈、
彼らの逞しい生活力と直接言葉に出して表現する愛情の深さに多いに学ぶところがありました。
そして料理がまたうまいですね!市場の地下食堂の朝定食だけで何と14皿!
僕も魚市場で働く人たちや市井の人たちと並んで多いに食べて、マッコリや焼酎を飲みました!
僕は今回の滞在で韓国の人たちが本当に好きになりました。
この人たちと私たちは絶対に仲よくしていかなければいけない!
皆さん、本当にありがとう!
訪れてとてもよかったです!
また展覧会で必ず韓国に行きます!

Dear friends,

I visited Haegeumgang Theme Museum, Geoje, South Korea to watch an International Art Exhibition “Symbols & Metaphors” as a participating artist, and returned home yesterday. In fact, this was my first trip to our neighbor, South Korea. It was a really wonderful trip touching a lot of the warmth of Korean people. Despite my sudden visit, I was invited by staff to lunch and cafe, moreover they prepared a return taxi to the bus terminal in Geoje City for me. Then they immediately issued me two fine certificates of the museum. Why is it so kind to a Japanese artist? Thank you very much, Doyoung, Agnes! I had the best warm memories thanks to both of you! The fish pot food lunch was the best! I really loved Korean people during this stay. We must absolutely get along with Korean people! Thank you very much to everyone I met on this trip! It was really nice to visit! I’ll definitely go to Korea again for the next exhibition!

Have a nice weekend!

Warm regards,
Ken WADA



僕の絵はいい場所に飾ってありました。My painting “Dear Grid Worker No.8”.


保存状態もよく満足です。I was satisfied with the decoration in a good place!


美術館の展示室内の様子です。The exhibition room.


今回の展覧会のポスターが展示されていました。The poster for this exhibition.


Yukyung Art Museum は Haegeumgang Theme Museum の中にあり、
2階全体の5部屋全部が Yukyung Art Museum の展示スペースになっています。


美術館の前で記念撮影。In front of the museum.


美術館の庭からは美しい海の眺めが。Sea view from the museum garden.


最高においしかったなあ〜、魚の鍋料理のランチ!Fish pot cooking was very delicious!

Picky Dancers No.6 (The Picky Dancers’ too late resurrection)

Posted in Works 2019 with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 22 November 2019 by kenwada

ピキダンサーズ No.6
(ピキダンサーズの遅すぎた復活)
2019年11月
北軽井沢 作品 No.387
画布にアクリル、マルチ-タレント鉛筆
50.0×60.6 cm

Picky Dancers No.6
(The Picky Dancers’ too late resurrection)
November 2019
Kitakaruizawa Works No.387
Acrylic and multi-talented pencil on canvas
20.0×24.0 in.

Danseurs Difficiles Nº6
(La résurrection trop tardive des Danseurs Difficiles)
novembre 2019
Kitakaruizawa Œuvres N°387
Acrylique et crayon aux multiples talents sur toile
50.0×60.6 cm

Picky Dancers No.5 (Picky Dancers fall down due to illness!  The ordeal that Picky Dancers have)

Posted in Works 2019 with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 12 November 2019 by kenwada

ピキダンサーズ No.5
(ピキダンサーズ、病に倒れる!
ピキダンサーズの迎える試練)
2019年11月
北軽井沢 作品 No.386
画布にアクリル、マルチ-タレント鉛筆
50.0×60.6 cm

Picky Dancers No.5
(Picky Dancers fall down due to illness!
The ordeal that Picky Dancers have)
November 2019
Kitakaruizawa Works No.386
Acrylic and multi-talented pencil on canvas
20.0×24.0 in.

Danseurs Difficiles Nº5
(Danseurs Difficiles tombent malades!
L’épreuve que Danseurs Difficiles ont)
novembre 2019
Kitakaruizawa Œuvres N°386
Acrylique et crayon aux multiples talents sur toile
50.0×60.6 cm

Picky Dancers No.4 (Picky Dancers’ Training Period, Picky Dancers know the world for the first time)

Posted in Works 2019 with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 1 November 2019 by kenwada

ピキダンサーズ No.4
(ピキダンサーズの修行時代、
ピキダンサーズ世の中を初めて知る)
2019年10月
北軽井沢 作品 No.385
画布にアクリル、マルチ-タレント鉛筆
50.0×60.6 cm

Picky Dancers No.4
(Picky Dancers’ Training Period,
Picky Dancers know the world for the first time)
October 2019
Kitakaruizawa Works No.385
Acrylic and multi-talented pencil on canvas
20.0×24.0 in.

Danseurs Difficiles Nº4
(Période d’Apprentissage des Danseurs Difficiles,
Danseurs Difficiles connaissent le monde pour la première fois)
octobre 2019
Kitakaruizawa Œuvres N°385
Acrylique et crayon aux multiples talents sur toile
50.0×60.6 cm

注:サブタイトルの中でピキダンサーズの主語を繰り返し用いたのは僕の意図によるものです。
Note: It is my intention to repeat the subject of “Picky Dancers” and “Danseurs Difficiles” in English and French subtitles.

韓国の国際展覧会のお知らせ

Posted in Exhibitions 2012-2019 with tags , , , , , , , , on 29 October 2019 by kenwada


(©Haegeumgang Theme Museum’s Facebook)

皆様、こんにちは。
2019年11月1日(金)から12月25日(水)まで韓国コジェ市の Yukyung Art Museum で開催される国際展覧会 “Symbols & Metaphors” に参加します。
この展覧会には、 Argentina, Austria, Canada, Germany, Italy, Japan, South Africa, Sweden, Switzerland, UK, USA の11カ国から、のべ17人のアーティストが参加します。
今年制作した僕の作品 “Dear Grid Worker No.8” が展示されます。
当初の会期が1ヶ月延長され2ヶ月間展示されることになり、とても光栄です。
以下のアドレスから会場の様子を YouTube でご覧いただけます。
http://www.hggmuseum.com/web/bbs/board.php?bo_table=004_04&wr_id=45&page=0

Yukyung Art Museum, November 1-December 25, 2019
Haegeumgang 120 Nambu-meyon, Geoje, Gyeonsangnam-do, 53334 South Korea

Yukyung Art Museum は Haegeumgang Theme Museum の中にあります。
Haegeumgang Theme Museum のホームページは以下のアドレスからご覧いただけます。
http://www.hggmuseum.com/web/home/?section=1

Dear friends,

It is my pleasure to inform you that I will participate in an International Art Exhibition “Symbols & Metaphors” at Yukyung Art Museum in Geoje, South Korea on November 1-December 25, 2019. A total of 17 artists from 11 countries will participate in the exhibition. My artwork “Dear Grid Worker No.8” will be displayed at the museum, and after the two-months museum exhibition the artwork will be included in the Museum Collection. It will be my first museum collection in my career. I’m just super happy! Yukyung Art Museum is part of Haegeumgang Theme Museum created to establish a link between the Korean tradition and contemporary art and culture.

Yukyung Art Museum
Haegeumgang 120 Nambu-meyon, Geoje, Gyeonsangnam-do, 53334 South Korea

You can find YouTube of the International Art Exhibition from the following address, thank you.
http://www.hggmuseum.com/web/bbs/board.php?bo_table=004_04&wr_id=45&page=0

Haegeumgang Theme Museum’s homepage address is below.
http://www.hggmuseum.com/web/home/?section=1

Have a great day!

Warm regards,
Ken WADA

Picky Dancers No.3 (Picky Dancers’ Youth)

Posted in Works 2019 with tags , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , on 23 October 2019 by kenwada

ピキダンサーズ No.3 (ピキダンサーズの青春)
2019年10月
北軽井沢 作品 No.384
画布にアクリル、マルチ-タレント鉛筆
50.0×60.6 cm

Picky Dancers No.3 (Picky Dancers’ Youth)
October 2019
Kitakaruizawa Works No.384
Acrylic and multi-talented pencil on canvas
20.0×24.0 in.

Danseurs Difficiles Nº3 (Jeunesse des Danseurs Difficiles)
octobre 2019
Kitakaruizawa Œuvres N°384
Acrylique et crayon aux multiples talents sur toile
50.0×60.6 cm

あの頃の自分から電話をもらったら、「僕は今でも絵を描き続けているよ」ってただそれだけ伝えよう

Posted in Essay 2012-2020 with tags , , , , , on 21 October 2019 by kenwada

1. スペイン

ジ、ジ、ジ、ジ。
Allô! Allô!
やあ、元気かい?

スペインのラ・コルーニャで、僕は飲みかけのリベイロの白ワインの瓶を持って街を歩いていた。
マドリッドがスペイン語の不規則動詞を覚えるにはあまりに暑くて。
39℃で今日は涼しいぞなんて、ガリシア地方までちょっと気分転換に抜け出した。
バルに入ると、父親と10歳ぐらいの男の子が油で黒光りした小さな木のテーブルで、アサリをオリーブオイルに浸した一皿の小鉢を前に向かい合って座っていた。
爪楊枝でアサリを掬いとっては、パンの上に浸して、かわるがわる食べていた。
父親は育ち盛りの息子に少し遠慮しながら食べていた。
僕は、それをただぼんやりと眺めていた。
2002年の6月、ガリシア地方はとても涼しかった。

2. フランス

ジ、ジ、ジ、ジ。
Allô! Allô!
やあ、元気かい?

僕は、International Herald Tribune から切り抜いたその写真をずいぶん長いこと、アトリエの壁に貼っていた。
口元を黒いマフラーで押さえた女の子が写っている写真。
ちょうどモスクワの地下鉄でテロがあって、駅にたくさん積まれたお悔やみの赤い花の右横で、その女の子は口元を押さえて絶句したように立っていた。
女の子の髪留めの小さな赤いリボンと、手提げバックの赤い把っ手と、赤い花の塊を僕は来る日も来る日もただじっと見つめていた。
ああ、何かが描けるかもしれないって思った。
きっとその女の子が、「罪と罰」のソーニャに見えたのだろう。
ソーニャが描きたくてたまらなかったから。

3. メキシコ

ジ、ジ、ジ、ジ。
Allô! Allô!
やあ、元気かい?

メキシコのサン・ミゲル・デ・アジェンデで一ヶ月間屋上の小さな部屋で暮らした。
5階建てのアパートの下の四つ角に、毎日決まって夕方の5時になるといつも同じ親子がやって来て、お父さんがハーモニカを吹いた。
しばらくしてお父さんは目が見えないことに気がついた、それで小さな男の子が、二人の前に置かれた小さな籠に小銭が入ると、「グラシアス」って恥ずかしそうに言った。
僕は日が暮れると毎晩屋上の椅子に座って、下から響いてくるハーモニカの音色を静かに聴いていた。
あの男の子もきっと大きくなっただろう。
2002年の10月だったから、きっとすごく大きくなっただろう。

4. フランス

ジ、ジ、ジ、ジ
Allô! Allô!
やあ、本当に元気かい?

僕らがもう戸締まりをして、二階の洗面所で歯を磨いていると、オードレーが青い夜から帰って来た。
向かいの旧事務所の屋根に静かに舞い降りて、「ニャー」と一言、帰って来て「当然でしょ」って顔をしていた。
10月末の雨に煙る午後にあの子が初めて息子のクーを旧事務所の屋根の上に連れて来た時は、思わず息を飲む程の美しさだった。
生まれたての子猫に歩幅を合わせて屋根を下りながら、一緒に一歩一歩濡れた紅葉の赤や黄を踏みしめながら、「ほら見て、私の子よ、私の子よ」って、背筋をピンと伸ばしてすごく自慢げに言っていた。
僕はそれまでに人間の表情の中にこんなにも幸せな表情を見たことがなかった。
オードレーは僕に一番幸せな表情は、もしかしから人間の中にはないかもしれないことを教えてくれた。
オードレーが僕の先生だった。
オードレー、クー、聞こえるかい、僕は今でも絵を描き続けているよ
野良猫を抱き上げたことがない人なんて、
抱き上げて頬ずりしたことがない人なんて何だか信用がおけない。
「動物を大切にしなさい、可愛がりなさい」ってゾシム長老も言っていた。
ゾシム長老の若い兄の回想録には泣いた、あそこだけ何度も何度も繰り返し読んだ。

美しかった、マントノンは。
僕のちっぽけな50年の人生で、一番美しい時代だった。
一瞬にして終わった。
母が倒れて、空港に走って、まるでそれまで観ていたテレビの電源コードを思いっきりブチ抜くように、一瞬にして終わった。
今ごろはさぞかし菜の花畑がきれいだろう。

あの頃の自分から電話をもらったら、「僕は今でも絵を描き続けているよ」ってただそれだけ伝えよう。
それでは、また。

2013年5月5日記
2019年10月20日加筆修正
和田 健