2015年4月に千葉県佐倉市にて、
個展「樹木の魂は、どこにあるのか。」を行います。
この2年間描き溜めてきた樹木の魂のシリーズの中から、
自分なりに選んだベストの作品を展示します。
日時や場所などの詳細につきましては、
右側のPages の「展覧会予定」をクリックしてご覧下さい。

photo: Ken Wada
北軽井沢の風景 ―群高一の牧草地にて―
晩秋の北軽井沢、落ち葉の季節がそこまで来ています。
2014年11月2日撮影。
昨年9月からフランスの図書館で行われていた僕の作品を使った絵画のコース、
À la manière de Ken Wada(Ken Wadaの作風、手法で)が、
年度末の6月21日に子供たちの作品の展覧会が行われ終了しました。
子供たちは楽しみながら喜んで制作し、その作品や成果を親や先生たちも
驚きをもって迎え、展覧会は大成功だったと担当の方が知らせてくれました。
残念ながら、僕はその場にいることができなかったけれども、
僕の作品が、個展等で大人の方に絵を観ていただいた時とはまた違い、
子供たちのespritの何かしらの役に立てたということは、
僕にとっても新鮮なことでしたし、無意識のエネルギーを子供たちの
作品から受け取り、励まされました。
子供たちの作品のレベルが高いのは、「意識化」していないからです。
それが子供なので、余計な発達をした大人と違い、日常生活の中で極普通に
繰り返し行えるからです。
ここにも脱意識化の流れあり・・・。
担当の方からは、年度始めの9月からも延長してまた行いたいのですが、
と問われ、喜んでお受けしました。
僕は昨年9月から始まった子供たちのこの活動のメッセージを、
「3年前のあの日、母が病いに倒れて帰国することになり、
僕は正規の労働許可証も、独立起業者としてのSiretの登録ナンバーも、
Maison des Artistesの会員となり張り切っていたことも、
それまで苦労して積み上げてきたすべてをほぼ一瞬にして失ったけれども、
でもそのかわりに、帰国して3年が経過しても子供たちが僕の作品に
取り組んでくれている、そこにある内的な事実、真実に目を向けなさい、
外的な出来事ではなく。」
と解釈しました。
その子供たちの活動に対する僕の誠実なる返答は、
この冬に取り組んだ「樹木の魂は、どこにあるのか。」の45枚の連作です。
最後に、図書館のサイトに担当の方が掲載された文章をご紹介して
終わりにします。
De très gros mercis à tous et une pensée pour Ken Wada,
qui nous suit depuis le Japon.
Les Bambins,leurs parents, les institutrices de maternelle et les assistantes
maternelles attendent votre prochain tableau,Mr Wada!!
フランスから、またうれしい写真とメールが届きましたので、
ご紹介致します。
子供たちの作品は、フランスから「頑張れ!」と励まされている
ような大きな力を、僕に与えてくれました。
「お前のやってきたことは、まるっきり無駄という訳ではないんだ。
現にこうして小さな子供たちが、一生懸命に真似しながら、
お前の作品に取り組んでいるだろう。
お前にはそれが見えないのか。」
と、言われているようでした。
制作上の苦しいところに、僕は今、追い込まれているけれども、
芸術上の疑問や課題は、自分で解決する以外にない。
前に進めると勇気をもって切り開いていこう。
皆さん、本当にありがとう!
しかし、子供たちのレベル、高いな・・・。
2月にご紹介しましたフランスの図書館で行われている
僕の絵を使った絵画のコース、
“à la manière de Ken Wada ”(Ken Wada の作風、手法で)
のその後の授業の様子が写真とともに届きました。
小さな子供たちが真剣な表情で、一生懸命に課題に
取り組んでいる様子が伝わってきます。
フランスのリヨンとグルノーブルの 間にあるSaint-Victor-de-Cessieu
という町の図書館の 幼児を対象とした教室で、僕の絵を使った絵画のコース
“à la manière de Ken Wada”(Ken Wada の作風、手法で)が、今年始まります。
図書館のホームページ、http://bibstvictor.fr/ から入って、
見出し段のLES BAMBINS DE L’HIEN をクリックして 下さい。
昨年の8月に作品を使用するautorisation(許可)の問い合わせがあり、
2013-2014年は、あなたでと言われた時には、
この図書館や町に誰も知り合いがいませんので、
突然のことで驚きました。
この教室の “à la manière d’un peintre”(ある画家の作風、手法で)は、
2010-2011年が Pierre Alechinsky、
2012-2013年が Sam Francis、
ということで、恐れ多いですが、
「どうぞお使い下さい、Pierre Alechinskyの仕事を大変尊敬しています。」
と答えました。
下の写真は、2011年6月のAlechinsky の絵を使った授業の様子です。
僕の絵の「樹木への20の手紙」(2011年)を題材に使う予定だそうですが、
どのような年度末の6月の授業になるのか今から楽しみですね。

Travail collectif des bambins :
Un tableau à la minière d’Alechinsky, peintre belge.
Photo : samedi 18 juin 2011
Cette année, à la manière de Ken Wada.
Bibliothèque Saint-Victor-de-Cessieu
http://bibstvictor.fr/ à l’onglet : LES BAMBINS DE L’HIEN.
Merci!
昨日二人展「無意識の向こう側」が終わりました。
お忙しい中をご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今回もまた様々な出会いがあり、二人展をしながら多くのことを考えました。
結局作家は、こうした個展を繰り返すことでしか前に進めないのかもしれません。
その辺りの二人展を終えた今の私が考えていることは、12月1日に当HPに
掲載予定のエッセイ「クリント·イーストウッド方式」の中にまとめて書きます。
また今回の展覧会は垣内さんの再出発の場でありました。
人生のつらい試練を乗り越えた今、
彼女はまた新たに歩き始め、制作していくことと思います。
皆さん、才能ある若い作家を応援して、どうぞ大切にしてあげて下さい。
最後に目立たないように気を使われながら、陰から私たちの二人展を
支えて下さいましたギャラリーのオーナーである内藤様、鈴木様、
本当にありがとうございました。
お二人に心から御礼申し上げます。