
Take 3
Acrylic on paper, 16.5×21.3 in. (42.0×54.0 cm)
先日来、いったいお前はなにをやっているんだ(笑)と言われますと、「漢字絵画」というものができるのではないかと、つまりは漢字を絵画にするということができるのではないかと、ある晩、思い至りまして、それに挑戦している訳です。
どこからこの「漢字絵画」という発想が出てきたのかは、すごく長い話になりますので、ここでは割愛させて頂きまして、まあ、僕のこれまでの積み重ねのすべてだと言ってしまえば、それは確かにそうであると言えるのかなと思います。
トップバッターとして、僕の大好きな詩人ではありませんね、詩仙ですね、李白の「靜夜詩」を選びました。
余談になりますが、俳句を作るようになって、李白と杜甫を研究しておいたことが大変役立ちました。
ここで例えばなのですが、どうして僕はいつも樹木を見つめてきたのだろう?
もしこれが、僕がどこかの団体にでも所属していましたのなら、先輩ですとかに「君は風景を文字として観ているね」とか言われたかもしれないですよね、あくまでも仮定の話ですけれども。
でもそうではない、僕は全く一人で単独でここまで活動してきましたので、気づくのが遅かった?
いやいや、そうではない、すでに気づいていたんですよね、もう何年も前に当サイトに「弱」や「暗」」を描いて発表していましたから。
ようやくここへきて機が熟したということなのかな?
自分ではよくわかりません。
まあ、この世界は口で言っていてもダメで、描いて描いていかないと意味がありませんので、納得のいくまでやってみますね、この「漢字絵画」のシリーズは、もしかすると少し長くなるかもしれません。
漢字は空間を表現できますから、その起源をたどれば、甲骨文字でありさらには象形文字である訳ですから、やっぱり以前、2011年ごろから書の研究に没頭していたことがここへきてかなり大きいな。
そう言えば、僕のアトリエには毎日絵ばかり描いているのに、今でもまるでお守りのように顔真卿の「祭姪文稿」が貼ってあります、居間には懐素の「自叙帖」が貼ってあるし。
最終目標は、漢字による風景画かな、「漢字風景画」、可能ですよね、まあ、そこまでは無理かな、でもやってみましょう、コツコツと。
はい、ここで幼いころの思い出を一句。
「懐かしや墨の匂いと正座かな」
2026年2月10日
和田 健