Archive for 3 October 2020

「ライだよ、森の童話」が完成し出版されました!

Posted in Essay 2012-2020 with tags , , , , , on 3 October 2020 by kenwada

本の表紙です。

本の目次です。

以下のサイトからご購入いただけます。100円です。電子書籍が初めての方でも、Kindle の無料アプリをダウンロードしていただければすぐに読めます。

本の内容紹介です。
ライだよ!野良猫だった3ヶ月の黒猫ライが、ある日北軽井沢の森の中に暮らす家族のもとへ死にそうになってやって来てから、人間と2匹の猫、1匹の柴犬、そして鶏たちが暮らす家に仲間入りしていく物語を、半分以上は実話をそのまま書いたリアルタイムの童話です。「いいか、ライ、ねこってえいうのはヘイワをあいするんだぞっ」という猫のもみ兄ちゃんやソウゴリカイを説く猫の楢姉ちゃんに導かれながら、語り手のライが家族や平和について考え成長していく愛にあふれたお話です。動物たちからのメッセージをどうぞお受け取りください。

ライだよ、みんなげんきぃ、さっきおとうさんからきいて、もうびっくりしちゃったんだけれど、ぼくがおとうさんにはなした、れんぞくもりのなかのりあるたいむどうわが、ついにカンセイしてシュッパンされたんだって。
おかあさんがしゃしんをたくさんいれて、ぼくのはなしがすんごくながいんで、ヘンシュウっていうのもタントウしてくれて、ついでにおとうさんのえもぜんぶでじゅうまいにふやしてたんだって。
ほんのたいとるは、「ライだよ、もりのどうわ」なんだって。おとうさんはなんにんよんでくれるのかなあっていっているけれど、みんなよかったらよんでみてね。
ぼくのどうわがシュッパンされるなんて、のらをしていたころは、ほんとにゆめにもおもわなかったなあ。
カンガイぶかいっていうのは、きっとこういうことをいうんだね。
ダイガクムラはもうだいぶさむくなってきて、よるになるとマキすとーぶっていうもんをたいているんだけれど、ぷうーんってすっごくいいにおいがするよ。
じゃあね、みんなげんきでね、またね。
あ、ちょっとまって、おとうさんがなにかいってる、ライ、ついでにっていうのは、ちょっときついなあ・・・・、でもとにかく、ライ、おめでとう、よかったね、ライのほんだものね、おかあさんに、うんとカンシャしような。

皆様、こんにちは。
この度、当サイトに8月より連載してきました「連続森の中のリアルタイム童話」全5回を元にして、夫婦で編集・修正作業を重ね続け、ようやくここに一つの童話が完成し出版されました。
タイトルは「ライだよ、森の童話」とし、全6話構成で本文54ページ、僕の絵が10作品入っております。
ライの語るお話を、是非皆様にお楽しみいただきたく、どのような方法でお届けできるか、いろいろと検討・試行錯誤した結果、アマゾンのkindleから電子出版致しました。
広く皆様に読んでいただくことが目的であり、お金儲けではありませんので、価格はkindleの最低価格の99円に1円足させていただいて、100円に設定致しました。
詩人や芸術家のこのような小さな物語は、口コミ以外では伝わることがないと思いますので、ご一読された時に、一箇所でも何かよいなと思われるところがございましたら、どうかご友人やご家族の方にお知らせいただけませんでしょうか。それは僕にとって、どんなにありがたいことかわかりません。
最後に少しばかりつけ加えさせていただいて、これは僕が生まれて初めて書いた本です。今年はと言っても、まだ終わっておりませんが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、予定していたニューヨークと東京の展覧会が延期、さらには再延期で、要は今年の展覧会がなくなり、加えて自国第一主義の蔓延、進む社会の分断や不寛容、世界的なBlack Lives Matter 抗議行動の大きな広がり、森の中に1年365日(今年は366日ですが)住み、普段テレビもない生活をしている僕にもひしひしと伝わってくるものがあり(森の中にいるからこそ逆に伝わってくるのかもしれない)、何か言いたい、訴えたい気持ちや衝動がふつふつと湧いてきたのだと思います。 そんな時に、ちょうどライが来て・・・・。ライは本当に死にそうでした。
それではどうか一人でも多くの方に、この小さな物語が届きますことを、心よりお願いして終わりとします。
皆様、どうぞお体を大切に!
なお今回の出版を機に童話のこれまでの掲載分は、すべて削除させていただきましたので、どうぞご了承ください。

2020年10月3日
和田 健