Archive for 展覧会

ローマの国際展覧会を終えて その1

Posted in Exhibitions 2012-2025 with tags , , , , , , on 8 June 2017 by kenwada

皆様、こんにちは。

ローマの国際展覧会のOpening Reception を終えて一昨日帰国致しました。
今回うれしかったことは、
Opening Reception で僕のスペシャルインタビューがあったことです。
作品の説明をすることができ、とても楽しい経験となりました。

今日から3回にわたって、今回のローマ滞在を特集致します。
まず1回目は、Opening Reception の様子から。

会場のギャラリーはローマの中心部、
ちょうどトレビの泉とテルミニ駅の中間に位置し、
事前の説明通りの素晴らしいロケーションでした。

会場の表通りには今回のArtExpo Summer Rome のポスターが。
今回の国際展覧会には、21か国から約70名のアーティストが選抜されて
参加しました。

門を入っていくと、素敵な中庭があり皆思い思いにくつろいでいました。
右側の黄色いズボンの男性が入っていくところがギャラリーの入り口です。

僕の作品、Who Goes with Fergus?, January 2017
Watercolor and pencil on paper, 36.0×26.0cm

会場の様子、昨年11月のボローニャの国際展覧会に比べると、
地元イタリア人が多かったです。

会場の様子を2階から。

Opening ではピアノのコンサートもありました。

会が終わると先程の中庭でアペリティフ、おいしい白ワインにオードブル、
皆さんよく食べ、よく飲みます。
午後8時だというのにまだ明るいですね。
この中でデンマーク、アメリカ、地元イタリア・・・、
様々なアーティストとの貴重な出会いがありました。

最後はディレクターのAngelo Ribezzi さん(写真左)と
同会場にて個展をしたイタリア人女性アーティストの
Renata Cuomo さん(写真右)と記念撮影、
お二人とも素晴らしい方でした。
ディレクターのお嬢さんや息子さんとも話がはずみ、
8時半まで話し込んでようやく終了です。

今回も気持ちよく送り出してくれた妻にとても感謝しています。
なお、国際展覧会は6月15日まで続きます。

四つの展覧会のお知らせ

Posted in Exhibitions 2012-2025 with tags , , , , , , on 10 May 2017 by kenwada

皆様、こんにちは。

今年はこの後、展覧会が続きますので、
そのご紹介をさせていただきます。

まず6月2日からローマの国際展覧会で、
「誰がファーガスと一緒に行くか?」(2017年1月24日に当サイトに掲載)
を展示します。

会期が一部重なりますが、6月10日からはニューヨークの
ギャラリーでディレクターが選んだ3作品を展示します。

またこの秋は10月3日からマドリッドの国際展覧会で、
11月25日からはボローニャの国際展覧会で展示します。

ヨーロッパの三つの展覧会は、それぞれのディレクターの
セレクションを通りました。

これらの展覧会の日時や場所等の詳細につきましては、
Pages の中の「展覧会予定 The upcoming exhibitions」を
クリックしてご覧いただくことができます。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

Hello, everyone!
I am pleased to inform you that I will exhibit my paintings at four International Art Exhibitions later this year.
Please click on “The upcoming exhibitions”.
You can find more information regarding these four ones.
Thank you.

作品掲載のご紹介

Posted in Exhibitions 2012-2025 with tags , , , , , , on 12 March 2017 by kenwada

イタリアのArt Journal というアート雑誌の2017年1/2月号で、
昨年11月のボローニャの展覧会が美しい4ページの特集記事になりました。

記事の中で僕の作品の写真が掲載されましたので、ご紹介致します。
4ページ目の右下ピンクの縦4枚が僕の作品です。

I present you a beautiful article about ‘Little Treasures 2016’ in Bologna, published on Art Journal (Bi-monthly Magazine of Art, Culture, Information - very well distributed in Italy).
Please see the four pages featured on January/February 2017 issue.
Four pink pieces arranged vertically in the lower right corner are my artworks.
Thank you.

イタリア その3

Posted in Exhibitions 2012-2025 with tags , , , , , , on 13 December 2016 by kenwada

LITTLE TREASURES 2016
Nice group photo with some of the attending artists,
at the very end of the opening night.
Thanks again to all for sharing a lovely and joyful night.
-Paola Trevisan

イタリアの思い出は、あれから日が経つにつれて、
ますます僕の心の中を温めるものとなってきました。
みんな生き生きとしたいい表情をしていますね。
Grazie davvero mi dà che una meravigliosa esperienza!
Buon Natale!
2016年11月26日、Galleria De Marchi, Bologna, Italiaにて。

LITTLE TREASURES 2016, photo no.1

イタリア その2

Posted in Essay 2012-2026 with tags , , , , , , on 6 December 2016 by kenwada

今回のイタリア滞在では、展覧会のOpeningの前後に、
ボローニャ、フィレンツェ、ペルージャ、ヴェネツィア、ベルガモと回り、
数々の貴重な美術品、建築物、風景を観ることができました。

そこには7年間生活したフランスに比べて、
ヨーロッパの国としてもカトリックの国としてもより古いものが、
頑強に継続されながらも、素朴に簡素に息づいていました。
そしてそれらは旅先で出会った親切なイタリアの人々とともに、
僕に大きな感化をもたらしました。

今回のイタリア行の直接の機会を与えてくれたPaolaさん、
気持ちよく送り出してくれた妻に深く感謝しています。

以下の文章は、ベルガモについて僕が書いたものです。
ご興味がある方は、読んでみて下さい。
「」内の色字で示した文章の引用は、すべてヘルマン・ヘッセ、エッセイ全集
第5巻(島途健一氏訳、臨川書店)「ベルガモ」p187〜p192によります。

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ヘルマン・ヘッセがいなければ、そしてヘッセを読み続けてこなければ、
僕がここベルガモの地に導かれることはおそらくなかったであろう。

ケーブルカーが丘の上のCittà Altaの駅に止まり、ヘッセのエッセイ全集を胸に
僕のイタリア滞在の最終目的がいよいよ始まるのだと思った。

ヘッセが普段どのようなものに対して本物の芸術を感じているのか、
どのようなものを本当の芸術家の仕事としてみなしているのか、
彼が1913年に書いたエッセイ「ベルガモ」「サン・ヴィジーリオ」を
読み返しながらその足跡を辿り追体験することで、
その感性を五感を通して体全体でどうしても受けとめてみたかった。

彼の考える真の芸術、真の芸術家とは何なのか、
今後の自分のために、大いなる宿題として。

まずはベッキア広場、
記述通り全く変わらず、ただガリバルディの大きな記念碑は見つからない。

「実に見事な宮殿の前に立った。
一階はアーチ屋根の大きな開放空間になっており、
角ばった太い柱が外側に、それよりも軽やかな美しい柱が内側に立っている。」
「巨大な急階段が柱の上に波型瓦の屋根を乗せて図書館へ続いていた。
階段をやりすごして、期待に胸を躍らせながら開放空間を通り抜け、
バロック期の力動感あふれる詩人タッソーの立像の横を通り過ぎた。」

Essay

Torquato Tasso(1544-1595)

僕も同じようにタッソー像の横を通り過ぎる。
この辺りでこの最終目的は、はぼ余すところなく実現されるぞという
予感のようなものが体を突き抜ける。
103年後に何も変わることなく佇むイタリアの街への感謝とともに。
東京ではもちろん思いもよらないこと。
僕の住む東京の界隈では、下手をすると半年後の風景さえ
大きく変わっていることもある。
決して冗談などではなく。

「教会の玄関の前には小さく突き出した高い建物。
その六段のささやかな石の階段。
ライオンの支える二本の柱に乗ったロマネスク様式の大きなアーチ。
その上には高く大胆なゴシック様式の上部構造。
これは小さくて優美な一種のホールで、三つの小部屋に分かれ、
それぞれにおおよそロンバルディアに由来する古くて素朴な彫刻が置かれ、
真中の彫刻は馬に乗っている。
それらの上にさらにもうひとつ、尖った屋根の狭い階層。
小さな部屋になっていて、前方にふたつの明るく上品な柱が立ち、
中には三体の聖像が入っている。
これらの全体が、
世慣れていない優美さと自然のままに育まれた無邪気さをたたえて、
かの無名性の魅力を放っていた。」

Essay

「刺青のような外装にひるむことなく、礼拝堂に入ってみた。
ヴェネツィアの将軍コッレオーニが娘とともに葬られ、
今日なお、敬虔なる将軍の・・・(中略)・・・その隣の壁には、
上品に小さく、ほっそりと優美な姿で、将軍の若い娘が石に刻まれ、
石の枕に横たわっている。
そして名も知れぬ芸術家によって永遠の命を与えられ、
心を打つ美しい姿を見せながら、何も知らず、
父親と同じ永続性と名声に向かって眠り続けている。」

雷に打たれたようにハッとした、
将軍の娘が石の枕をして横たわっている像。
これなのか、真の芸術とはこれなのか、
名もない芸術家によって永遠の命を吹き込まれた像。
礼拝堂内写真禁止のため撮れず。
Giovanni Antonio Amedeo(1447-1522)の手掛けたもの。
ロンバルディア州Paviaの生まれ。彫刻家、建築家、エンジニア。

「いよいよ好奇心にせき立てられて、
柱を支えている玄関の赤褐色のライオンを尻目に大きな教会へ向かい、
中へ入った。」

Essay

Giovanni da Campione(約1320-約1375)の1351年の作。
赤いライオン像二体。
ロンバルディア州Campioneの彫刻家、父彫刻家、息子二人も彫刻家。
サンタ・マリア・マッジョーレ教会の中にも三体の彫像が置かれていた。
その形態のおおらかさ、伸びやかさに惹きつけられる。
教会の南側翼廊の二体の白いライオン像も1360年の彼の作品。

教会内陣の
「二、三十ばかりある座席の背面がどれもみな寄木作りの木工品で、
彫像が延々と続いている。」

これがどうしても見つからない、肝心なところなのに。

「さらに先へ行くと、静まりかえった小さな場所に出た。
すばらしいことにテルツィ広場という名前だった。
・・・(中略)・・・その中に等身大よりも大きな美しい婦人像が、
やわらかく優雅な様子で立っていた。おそらくケレースだろう。
そして壁全体の上には締めくくりとして装飾の列柱が並び、
両側には二体の天使像が立って、収穫を盛り込んだ角と穀物の束を手にしていた。
私は魅せられて足をとめた。これこそ最上のイタリアの一部であり、・・・」

Essay

あった、最上のイタリアの一部。
Giovanni Antonio Sanz(1702-約1771)の作。
当地ロンバルディア州Bergamoの彫刻家。

「振り返ると、婦人像の対面に大邸宅の門が開いていて、
きれいに湾曲したアーチの下に広がる中庭には植物や吊りランタンが見え、
その向こう側にエレガントな欄干と二体の大きな彫像が
青空の中にくっきり縁どられて夢のように立っていた。
そしてこの壁に囲まれた狭い広場の只中で、
私はポー平原をつつむ空間の無限の距離と広がりを予感した。」

振り返ってまさかな、それではテレビドラマの世界になってしまう。
でも開いていた、103年後も同じように大邸宅の門が、信じられないことに。

Essay

ああ、イターリア!

イタリア その1

Posted in Exhibitions 2012-2025 with tags , , , , , , on 2 December 2016 by kenwada

2016年11月26日からイタリアのボローニャで行われている
国際展覧会のOpening Receptionに参加してきました。
当日は早目にギャラリーに行きましたが、
すでに会場に入りきれない程の人で大変な盛況でした。
今年は28ヵ国から98人のアーティストが選抜され参加しました。
温かな雰囲気の中で様々なアーティストと交流ができ、
今後に向けて大きな経験となりました。
親密さも増したところで、最後はみんなで記念撮影をし、
お開きとなりました。
招待してくれたDirectorでCuratorのPaolaさんに、
このような機会を与えていただいたことに心から感謝しています。

LITTLE TREASURES 2016
会場の様子、とにかく大変な人でした
LITTLE TREASURES 2016
挨拶する代表のPaolaさん
LITTLE TREASURES 2016
僕の作品、縦4枚のピンク
LITTLE TREASURES 2016
デンマークのアーティストの作品、上の横4枚、美しいですね
LITTLE TREASURES 2016
熱心に話し込む人たち、会話は英語です
LITTLE TREASURES 2016
会場を外から
LITTLE TREASURES 2016
みんなで記念撮影、後列左端が僕です
LITTLE TREASURES 2016
会場を後にすると、外にはクリスマスの飾りが。
フランスもそうでしたがここイタリアでも、
本場の飾りは実に簡素でいいですね。
LITTLE TREASURES 2016
おまけはホテルへの帰り道、
店じまいするチーズ屋さんをしっかり見守る番犬。

ボローニャの国際展覧会のお知らせ

Posted in Exhibitions 2012-2025 with tags , , , , , , on 3 August 2016 by kenwada

2016年11月26日から2016年12月8日まで、
イタリアのボローニャで開催される国際展覧会に参加致します。
この展覧会の詳細につきましては、
右側の「展覧会予定 The upcoming exhibitions」を
クリックしてご覧下さい。

来年のニューヨークの展覧会のお知らせと3つの構想について

Posted in Essay 2012-2026 with tags , , , , , , on 11 June 2016 by kenwada

来年のニューヨークの展覧会の日程が決まりましたので、
お知らせ致します。
場所や日時等の詳細につきましては、
右側の「展覧会予定 The upcoming exhibitions」を
クリックしてご覧下さい。

今年は初めてのNYCでしたので、いろいろと勝手がわかりませんでしたが、
来年へ向けて頑張っていこうと思います。

4月にNYCから戻って以来、以下の3つの構想の下に日々の仕事を進めてきました。

1. 私が従来より考え展開してきた「無意識絵画」を推し進めていったところ
今現在最終的にたどり着いた形であるように考えている、
「落書き・しみ・汚れペインティング」と総称するものについて。
英語表記は一応、Scribbling & Stains Paintings にしようかと考えています。
これを現在F100号に油彩で展開しています。
1枚目がほぼできて、現在2枚目を制作中です。
あわせて画用液についても、もう一度学習し直しています。

2. Yukichi Paintings のシリーズを油彩で続けてきました。
昨日、小さなToileの3枚目が完成し、これで一先ず終わろうと思います。

3. 最近、詩の原文にあたり辞書を引きながら、たどたどしい訳文を作るのが
密かな楽しみとなりました。
エリオットのRhapsody on a Windy Night のシリーズにみられるように、
そこから沸き起こってくるイメージを絵画にしています。
これはもう完全に自分の楽しみとして、トレーニングの一環として制作しています。
もちろん我々日本人には、「俳句」という強力な対抗手段がありますが、
俳句ですと、個人的に少しきつ過ぎるというか、キンキン響きすぎるというか、
情操や情感を膨らませるイメージ訓練には、詩の方が適しているように思います。
このイメージ訓練は、フランス時代に自分で思いついて始めました。
当時ランボーの詩を絵画にした作品は、
La Galerie de Ken Wada 1 の中で、今でも幸いなことに多くの人に観ていただいています。

Rhapsody on a Windy Night の中の
Midnaight shakes the memory
As a madman shakes a dead geranium.
にはしびれますね。
上の行については、探せば表現できる人がもしかしたらいるかもしれませんが、
続く下の行には、何かとてつもないもの、才能があるとか、
センスがあるとかではない、何かもっと堂々たる普遍的なもの、
想像を絶する知力の凝縮のようなものを感じました。
この下の行の中に少しでも比喩の才能や言葉選びのセンスを感じたら、
この詩に対してここまで引きずりこまれることはなかったと思います。
後半に出てくるdry geraniums との関連から、個人的にdead は「死んだ」と訳しました。
ここはやはり死んだゼラニウムを狂人が揺すらないとだめですね。
もちろん一般的には「枯れた」だと思いますが、枯れたぐらいの迫力ではね。

さて有名な詩ですので、ご存知の方も多いかと思いますが、後半の月のシーンで、
The moon has lost her memory.
というまたしても凄まじいまでの知力の凝縮が出てきます。
ここでパタッと筆が止まってしまい、現在に至っています。
何とか絵にできるでしょうか。
私には無理でしょうか。
楽しみつつ挑戦していこうと思います。

ニューヨークの展覧会のレセプションを終えて 3

Posted in Exhibitions 2012-2025 with tags , , , , , , , on 19 April 2016 by kenwada

ギャラリーのVideographerが撮影・編集したOpening Receptionの動画をご紹介します。

ギャラリーの僕の紹介ページはこちらです。現在18作品扱ってもらっています。

http://www.art-mine.com/artistpage/ken_wada.aspx

僕のプレスリリースはこちらから。

http://www.agora-gallery.com/artistpage/Ken_Wada.aspx

グループ企画展は、4月21日まで続きます。

ニューヨークの展覧会のレセプションを終えて 2

Posted in Exhibitions 2012-2025 with tags , , , , , , , on 13 April 2016 by kenwada

Reception会場の様子を写真でご紹介致します。

Opening Reception, NYC

Opening Reception, NYC

Opening Reception, NYC

Opening Reception, NYC

Opening Reception, NYC

Opening Reception, NYC

ギャラリーのカメラマンが撮影した写真はこちらから。↓
さすがプロのカメラマンですね。

http://www.agora-gallery.com/exhibitions/Reception_Photo_Album.aspx?exhibitionDate=04/07/2016

次回は、Receptionの動画を特集します。