タイトルシリーズの一つDes Choses Sans Importance は、
Jean Gabin とFrançoise Arnoul の大好きな映画「ヘッドライト」(邦題)の
原題Des Gens Sans Importance からつけました。
直訳すると「重要性のない人々」、重要でない人々、大したことのない人々、
転じて、とるにたりない人々といったところでしょうか。
とるにたりない物事の中にこそ真実が静かに毅然と潜んでいます。
フランス語の勉強を始めた頃、この原題を知りヘッドライトが
作中で重要な役割を果たしているにせよ、
文化の彼我の差を痛感した思い出があります。
「重要性のない人々」では興行にならないのでしょうか?
でもここは芸術の踏ん張りどころ、
ストレートにタイトルをつけるからこそ魂を揺さぶられるのです。
また並行してA crowd of twisted things のシリーズを計画しています。
こちらはT.S.Eliot のRhapsody on a Windy Night の中の一行から発想しました。
これにはもう純粋にしびれ切りました。
「山ほどのねじれた物たち」くらいの意でしょうか。
この詩を読んで以来、twisted things は集められるとずっと思ってきました。