INTERNATIONAL CONTEMPORARY ARTISTS CATALOG !

皆様、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
僕の方は、連日新シリーズの制作(今度のテーマは黒にピンク、そして補助的な意味合いとしての白、黒にピンクは実にエレガントですね、ここでこの課題を何としてもクリアーしたい!)と、8月のニューヨーク、11月のマドリッドの展覧会の準備に追われています。
そんな中、長年気になっていたマルカム・ラウリーの「火山の下」(白水社)に7月に入ってから腰を据えて取り組み、先日ようやく読了しました。素晴らしかった!美しい!たくさんの感想がありますが、このアルコール中毒(アルコール依存症という病態ではないように思います)の作家が書く文体を通して、僕は初めて「揺らぐ」ということを実感しました。これは絵画に取り入れられると思いました。常に軸をぶらしながら、揺らし動かし続けろ、ということですね。早速、「Dear ジェフリー・ファーミン」という画想が浮かびました。(色は黒のみ、四辺を四角く縁取る、アクリルでいこう) やがていつの日か形になるのでしょうか?
今はドストエフスキーの「作家の日記」(ちくま学芸文庫)を読んでいます。「この巨人は日常的に一体どのようなことを考えていたのか?」という、いたってシンプルなテーマを設定して、この夏の読書として取り組み始めましたが、執筆開始時の52歳にして何て若々しい、瑞々しい精神なのでしょう!ドストエフスキーは非常に論理的にもちろん書くことができる、もちろん書くことはできるのですが、書くのではなく「しゃべる」ことができる、このおしゃべりすることができるということの中に、僕は絵画に取り入れられる何か大事なヒントがあるように直感的に思います。描くのではなく、しゃべることができるようになれば。「展覧会に関連して」の一編・・・素晴らしいですね。そこには大ドストエフスキーから我々に、芸術とは何か、芸術家の魂とは何なのかについての珠玉の言葉が散りばめられています。「わたしはいわゆる「傾向」なるものをひどく恐れる。」(p.217) う〜ん、これ以上の贈り物というものが実際にありますでしょうか!

さて、肝心なことが後回しになってしまいましたが、スペインのINTERNATIONAL CONTEMPORARY ARTISTS というカタログ(というか雑誌です)の記念すべき第1号に僕の4作品が掲載されました。ディレクターのエリックさんが約束通りスペインから1冊送って下さいましたが、これが実際に手にしてみるとなかなか美しい雑誌でした。以下のサイトからdigital version をご覧いただけますので、ご興味のある方は観て下さい。僕の作品のページはp.46,47です。
https://www.artcertificate.eu/offres/offre.php?id=40

Dear Eric,

I received the beautiful catalog; International Contemporary Artists Vol.1 safely yesterday.
Thank you very much for sending it to me.
I am also so satisfied with my four artworks (p.46,47) as well as the ones of other artists.
Again, thank you very much from Japan!

Best regards,
Ken WADA

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