第15回俳句「晩夏から初秋にかけての22句」『廃校のグランドかなし夏休み』

皆様、こんにちは、和田和園です。
今年は、八月下旬から小楢の団栗が我が家の屋根を叩き始めました。
また、森のきのこの初収穫が9月1日、山栗が落ち始めたのが9月2日で、さらには、森の木々の黄葉もすでに始まっていて、例年になく秋が来るのが早いような感じがしています。
皆様、どうぞお体を大切にして下さいね。

1 廃校のグランドかなし夏休み

2 蜩が鳴いて暮れゆく晩夏かな

3 友帰り疲れまどろむ夏の宵

4 ひっそりといつの間にやら嫁菜咲く

5 朝またぎカサブランカの息を吸う

6 蝉時雨近年急に増えにけり

7 縁側に釣鐘人参匂う夜

8 軒下の猫は正座し秋の雨

9 愛犬と庭のさかりの野菊かな

10 台風の雨にえぐれし小道かな

11 こほろぎや鶏(とり)に食われず鳴きにけり

至福なり
12 縁側で蟋蟀聞いて過ごす夜

13 妻見つけつまみ出されし竈馬(いとど)かな

14 団栗が屋根を打つ音夜(よ)のしじま

15 犬連れて気づけばそこに初紅葉

16 温暖化いつまで続く秋ついり

17 風情なし気候変動秋の雨

18 昨日今日明日も雨の九月かな

19 大雨に打ち倒されし野菊かな

20 山霧の暗き真昼を犬とゆく

21 露草や雨に濡れれば増す青み

22 踏まれても踏まれても増え蓼の花

2026年9月10日
和田和園

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