イタリア、ボローニャのOpening を終えて

皆様、こんにちは。
ボローニャの国際展覧会のOpening Reception を12月25日(土)に終えて
一昨日帰国致しました。
今年の国際展覧会“Littre Treasures 2017” には最終的に28カ国から
98名のアーティストが参加し、Opening は今年もまた大変な盛況でした。
日本からの出品者は僕一人で、このところどこのOpening に参加しても
東洋人は僕一人という状況が続き、これはもう毎度おなじみの厳しさになりました。
それからこの展覧会についての特徴的なことは国際展覧会と称しつつも、
蓋を開けてみれば実はその国のアーティストが多数を占めるということが
ありがちなのですが、昨年の同展覧会にイタリア人の参加者は1人で、
今年は1人もいなかったことです。
今回のOpening もまた心温まる貴重な経験になりました。
Thanks to Paola again this time for giving me such a wonderful opportunity!
なお、同展覧会は12月7日(木)まで続きます。

僕の作品は入り口を入ってすぐの一番上にあり、表通りからも見えるとてもよい場所に展示してありました。

挨拶するDirectorのPaola さん、おいしいシャンパンも並びます。

会場内は今年も多くの人の熱気で溢れかえりました。

皆さん、思い思いに気に入った作品を観ていますね。

多くの人に観ていただきありがとうございました。感謝です。
一番上、青と黄の横一列4点が僕の作品です。

後ろの女性に「見えないわ」と言われて座っているのが僕です。
ヨーロッパでは常に女性に優しくしないと・・・・。
我が家でも常に女性に優しくしないと・・・・。

Opening の翌日からトスカーナ州のLucca, ウンブリア州のAssisi を訪れました。
そこで得た大きな感動を言葉でお伝えすることは難しいです。
イタリアというのは、本当にすごい国ですね。
年齢を重ねれば重ねる程、伝わってくる渋い素朴な味わいがあり、
何か質実剛健な剛直さを内に秘めた文化財満載の国ですね。
それを本で読んだり人から聞いたりした話のステレオタイプの思い込みで、
つまりは自らの知性によって判断することができず、フランスに7年間住んで
いながら、この偉大な隣国をでき得る限り訪れなかったことが悔やまれます。

今回、僕が観た芸術作品の中で、一番感動したのは、
アッシジの聖フランチェスコ大聖堂の上部聖堂、
有名なジョットの28枚の連作壁画の右手奥の人目につかない裏にある
キリストの磔刑像、十字架の横木の右上り、・・・・壮絶でした。
ちょうど閉館間際でフランチェスコ会の修道士が弾くオルガンの音色と
その彫刻作品と大聖堂内のすべてが混じり合い溶け合い、僕は涙が出ました。
もう一つ、サンタ・マリア・デリ・アンジェリ大聖堂の中の
ポルツィウンコラ礼拝堂の奥、トランジト礼拝堂の祭壇両側にあった
素材はおそらく銅のレリーフ、その中の聖フランチェスコの顔の明朗さ、
朗らかさ!「聖フランチェスコの小さな花」を読んでいましたので、
あの話の場面ではないか、これはあの場面だなとか。
ちょうど窓から差し込む夕陽がまるで計算されたように
作品を順繰りに照らし出して、僕は帰りの列車の時刻が気になりつつも、
その場を動けなくなりました。
どちらの作品にも作者名の表記はありませんでした。
教会の中の絵を、特に祭壇周りの作品を丹念に一つ一つ観るんだよ、
ということを僕に教えてくれたのはヘルマン・ヘッセです。
美術館に行けばいいというものではないんですね、
そこにはいかにもという作品もたくさんありますから。
短い滞在でしたが、たくさん学びました。
ここを起点としてまた前へと進みます。

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