Today’s Drawing Photo on February 18, 2026

Take 5
Acrylic on paper, 21.3×16.5 in. (54.0×42.0 cm)
「團團」
漢字はデッサンである、宇宙空間のバランスである。
この美しい文字に幼少の頃より親しみ、書くことのできる民であることに感謝して、絵画としてどこまでも描こうではないか。
「漢字絵画」はあくまでも絵画である、あくまでも模様である、あくまでも造形美である、決して書にあらず。
而して書を絵画に引き摺り下ろすくらいの気概なくば、此れ容易に能わず。
囗 (くにがまえ) は、元より四方を包囲されきつい、固い、左右に揺らせない、リズムを崩せない。
したがって、囗 (くにがまえ) の顔、表情、面をとること、此れ甚だ易からず。
もしこれが「団」であればすでに中の空気が緩んでいるが、「團」だと中の空気が充満してつまっているので厳しい。
一つの突破口として、四隅のどこかを離す(抜く) ことで、中の気圧を外に逃がせる、すなわち間が抜ける。
常識として右上隅を離すことはできないので、離すとすれば一画目の上 (左上隅) か、二画目の下 (右下隅) か、三画目の左 (左下隅)、この内、言わば生理的にとでも言うか、右下隅は通常あえて離したくはないので、すなわち好き嫌いの問題として故意に離したくはないので、残された選択肢はあと二隅。
では、この解決策を行うかと言うと、これがやらない。
このまま四隅接着のままで試行したい、崩しにいきたい。
うん?わかった!
つまりは、囗 (くにがまえ) の硬直さをことさらに強調して逆手にとればいいんだ!
そこに自然と目がいくようにすれば、逆に中が浮いて軽くなる、すなわち間が抜ける。
2026年2月18日
和田 健
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