非常につらい一年のスタートとなりました

皆様、こんにちは。

新しい年が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今日は大変残念なご報告をしなければなりません。
以下、これまでの経緯も含めて、できるだけ簡潔に淡々と書いてみたいと思います。
簡潔に淡々と書けるかな?

実は、僕には、右眼に滲出型加齢黄斑変性の持病があって、2015年11月に最初に網膜に異常が見つかり発病して以来、一旦治ったりを繰り返しながら、次第に悪化してきました。
今まで一度もこのサイトに書かなかったのは、やはり自分の病気のことを書きたくなかったからですが、部位が眼なだけに、画家としてとてもつらいです。
2018年には、東邦大学大橋病院で硝子体手術(眼球注射)を3回し、それ以降は平癒していたのですが、3年8ヶ月ぶりに昨年12月上旬から、また自覚症状が出始め、12月26日から特にひどくなり始めました。
自分でもいくらなんでもあまりにも悪化の進行が速すぎる、もうなんて言いますか、これまでの経験から言っても、信じられないくらいのスピードでした。
1月2日の夕方に、初めて失明するのではないかという恐怖に襲われました。
ちょうど年末年始にあたり、どの病院もしまっていたことも運が悪かったです。
1月4日になって、スーパードクターのいる高崎の眼科を受診し、眼底の大量出血で、即緊急手術になりました。
その時の診察で、右眼の視力は、矯正で0.15でした。
その晩は、高崎の安ホテルの部屋から一歩も出ず、廃業の絶望と、失明の恐怖で、何も食べられませんでした。
人間は極度の不安になると、本当に何も食べられないものですね。
それでもせめて何か飲まなきゃと思い、部屋にあった小さな袋入りのインスタントコーヒーを、お湯を沸かして2杯飲みました。

僕はこれまで、廃業だとか、引退だとかは、もう絵の構想も浮かばず、ボロボロになって辞めるものだと思っていましたので、制作意欲が高まっている今、引退するのは、本当に悔しいし、悲しいです。
でも、冷静に考えれば、この眼では引退でしょうね。
先生からは、10%〜20%の人は、もう一つの眼にも加齢黄斑変性が出るので、そうなった場合は、あなたは、日常生活ができなくなると言われました。
まだ認知症の親の自宅介護もしていますし、残った左眼を家族のためにも大切に守らなければいけません。

僕は絵が得意でも上手でもありませんが、絵を描くことが好きなんですよね。
本当に好きなんですよね。
一瞬にして状況が変わるそのスリリングさや、ダイナミックさ、一筆にして変化していくスピード感が、他のことでは決して得られないものがあるんですよね。
ですので、例えば車に乗っていても、これまでいつも低速運転です。
毎日、すごいスピードの乗り物に乗っているので、せめて車に乗っている時くらいは、ゆっくり運転したいという感じですね。

人間、得意なことなら、誰でも見つけられます。
得意なことは、放っておいても自然に目立つからですね。
でも好きなことは、なかなか見つけられません。
好きなことは、いつも目立たずに、ひっそりと息をひそめて、その本人の中に住んでいますから。
何か地獄のようなつらい思いをした時に、心の底から浮かび上がってこないと、なかなか気づきません。
本人でも、えっ、まさか、僕/私が、それを好きなの?という感じです。
部屋の片隅に忘れられて、もう何年も埃をかぶっている置物みたいなものです。
得意なことは、部屋の中の目立つ場所に、いつでも堂々と立っていますから、誰でもすぐに気づきます。
まわりからも上手だね〜とか、すごいねえ〜とか、小さい頃から言われたりしますしね。
スポーツでも勉強でも何でもそうです。
そして、多くの場合において、得意なことをイコール、好きなことと思い込み信じ込むようになると言いますか、自然と両者を同じものだと何も疑わなくなります。

以上、まあ大体そのような訳で、最悪のスタートのこの年始から、僕は苦しみ、悩み抜きましたが、今は辞めたくありません。
先生の治療を信頼して、もう少し粘って結論を出さずに、頑張ってみます。
それでもどうしてもだめだったら、その時は辞めます。

皆様も少しでも物のゆがみが気になりましたら、迷わずにすぐに眼科を受診してください。
眼科に行って受付の方に断れば、加齢黄斑変性のチェックシートを無料でもらえると思います。
またチェックシートなどなくても、部屋の中には、縦線や横線がたくさんありますので、升目のあるカレンダーなどあるとさらによいのですが、30cmくらい離して、チェックしてみてください。
その際、必ず片目ずつ見ることが大切です。
これが基本のキになります。
そして、もっともっと多くの方に加齢黄斑変性のことを知っていただきたいです。
本当に恐ろしい病気です。
あまりにも進行が速いです。
僕の場合は、本当に1週間で劇的に悪化しました。

以下、これを全部英訳するのは今の眼の状態では無理ですので、要点だけ英語にしておきます。
そうしないと海外の友人や知人が読んだ時に、何を言っているのか全くわかりませんからね。
日本語を読める外国人は、あまりいませんから。
それで、これまでもでき得る限り、英語も併記してきました。
また現実問題として、欧米では加齢黄斑変性は失明原因の第1位ですので、資料を読んでいても、実用的でかつ具体的だなと思います。

それでは皆様、どうぞご自分の眼をくれぐれも大切に。
そしてまだ始まったばかりのこの一年が、皆様にとってどうぞよい年でありますように!

2022年1月14日
和田 健

Dear friends,

Very unfortunately, I have to inform you of bad news.
In fact, I have a right eye disease ; age-related macular degeneration (AMD) since 2015 and have already received three eye injections in 2018.
Do you know that there are two types of AMD?
In my case, I have wet AMD, so the disease gets worse horribly fast.

Since the end of last year, wet AMD has deteriorated badly, but because it is a Japanese custom, the hospitals were closed during the year-end and New Year holidays, so I could finally make the fourth injection in my right eye on January 4, 2022.

Right now, I’m barely in my daily life.
That’s why I can’t make a painting now, but I would like to treat it and continue my paintings’ road.
Because I really love painting and I’m happiest when I’m painting.
I truly love its dynamism, speed of change and thrilling.
In other words, I am very happy and enjoy to be surrounded by colors and forms/shapes every day.

Everyone, AMD is a very scary disease.
The exact cause is unknown. But currently, the following causes are mainly considered in medicine.
・Having a family history of AMD
・Being Caucasian 
・Smoking
・High blood pressure
・Being overweight

Please take good care of your eyes.

Have a nice day!

Warmest regards,
Ken WADA

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