セザンヌのドローイング展が始まります!

2021年6月6日から、MoMA でセザンヌのドローイング展が始まります。
先日も全く同じことを書きましたが、いい展覧会がありましたら、即、みんなで情報を共有し、ただちに Online で観て、お互いの意識を少しでも高めていきましょう!

https://www.moma.org/calendar/exhibitions/5293?sc_src=email_673453&sc_lid=57308386&sc_uid=ipz0HfgJ5P&sc_llid=89937&sc_eh=b1697101d524ca3d1&utm_source=Emarsys&utm_medium=email&utm_campaign=MKT+-+Newsletter+General+20210527+NON-LOCAL

エクス=アン=プロヴァンスにあるセザンヌの家から、あの有名なアトリエへ、そしてまたまたサント=ヴィクトワール山を描いたポイントまでの道のりを、セザンヌの足跡をたどりながら、歩いたことがあります。
実際に歩かれるとよくわかりますが、あの重い絵画制作のための道具類の荷物を背負って、制作以前に、ただ歩くだけでも、とてつもない並外れた体力です。
それも毎日ですから。
確か僕の記憶に間違いがなければ、昼食のたびに毎日、さらにアトリエから家まで歩いて往復していたはずです。

全く同じことを、アルルのゴッホの「黄色い家」から、あの有名な「アルルの跳ね橋」の絵の現場まで、ゴッホの足跡をたどりながら歩いた時にも感じました。
まず制作よりも何よりも、すごく遠いんです、驚異的な体力です。
時には、「四日間を大体二十三杯のコーヒーとパンでつないだ」(「ゴッホの手紙」岩波文庫下巻、p.13)ゴッホにとって、そこまで自分を追い込む鬼気迫るようなその執念、気迫は、同じく人間離れのしたその体力とともに、一体、どこからきているのだろう?

僕の考えは、色と形、ゴッホの場合は特に色をですね、フランス語でいう attraper したい、英語でいう catch したい、つかまえたい。
そしてそれをキャンバスの中に封じ込めて再現したい。
そのことに対する異様なまでの飢えや渇望、そして再現できたと感じた時の熱狂や狂喜が、やはりまず第一に常にあったのではないか。
そしてそれとともに天才特有の集中力や没頭。
それら全てが、ないまぜとなり、ぐるぐると渦を巻いているように思います。

セザンヌのアトリエで買ったカタログと、僕も同じポイントから描いたサント=ヴィクトワール山の小さな水彩画は、今でも僕の宝物のような思い出ですね。

Mont Sainte Victoire, Aix en Provence, 2008
Aquarelle sur papier
12.7×17.8 cm
Japon, Collection particulière

2021年5月28日
和田 健

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