僕は、この夏のオリンピック開催に断固として反対します!

皆様、こんにちは。

僕は、無名の一芸術家ですが、無名だろうが有名だろうが、一人の人間として、この夏の東京オリンピック開催に断固として反対いたします。

二、三日前から、まさかのまさかのまさかのまさか、「あっ、これは日本政府はやる気だな、着々と体制を整え始めたな。」と、思う恐ろしい瞬間があり、まさかこのコロナの感染状況で、そんな稚拙な決断はしない、最後はきちんと中止するだろうと、これまで思ってきましたが、だんだん不安になってきました。
一体、なにゆえの政治力学が働いて、何としてでも開催しようとしているのか、どうしても僕にはわかりません。

5月13日に、「今思うこと」の中で、「イスラエルのワクチン接種率62.64%に対して、日本は現在2.59%、とても先進国とは言えない。」と、だいぶ遠慮して書きましたが、正しくはおわかりのように「開発途上国とさえ言えない」です。

中止になれば、誰よりも何よりも、選手のことを思えば、本当にかわいそうです、無念だと思います、死ぬほど悔しいと思います、どこにも気持ちのぶつけようがないと思います。選手の中には、人生の意味や目標を見失ってしまう人も、おそらく出てくると思います。

それでもなお、国民の健康と命を守るために、大局的見地に立って、物事を俯瞰しながら、全体の状況を冷静に判断し、進むべき道を見つける、立派な名前のIOC会長が、何を言おうと、どんなに開催圧力をかけてこようと、一国のリーダーたる者は、断固としてNO!、いいえ、ここは絶対にダメです、開催はしませんよ、と突っぱねて今言ってください。

誰もが情報を共有できる世の中で、誰もがインドやブラジルの惨状を動画で、すぐに確認できる時代で、お墓を掘るのも間に合わないあの地獄のような状況で、例えば、男子サッカーが、ブラジル代表に勝って、「あのブラジルに勝ったぞー!」って喜ぶんですか?
僕は、Z世代の若者たちは、そんなことでは喜ばない、もうちょっと性格がよい意味で cool であり、フェアなように思います。

オリンピックとお前の仕事と何の関係があるんだ?お前は、黙って絵でも描いてれ!
全くです。何の関係もありません。
でも、いいですか、自分の国が明らかに間違った、誤った方向に進もうとしている時に、一国民として声をあげる、意見表明をすることは、とても大切なことではないでしょうか。

オリンピックを開催するということは、大相撲の本場所を開催するとか、プロ野球の試合を実施するとか、僕の仕事の場合でしたら、グループ展をするとかいうのとは、訳が違います。

もう時間はありません。

2021年5月24日
和田 健

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