無題 No.21

無題 No.21、2015年7月
北軽井沢 作品 No.214
紙に墨、水彩、ホッチキス、コラージュ
63.3×102.9cm

Untitled No.21, July 2015
Kitakaruizawa No.214
India ink, watercolour, stapler and collage on paper
63.3×102.9cm

Sans titre N°21, juillet 2015
Kitakaruizawa N°214
Encre de Chine, aquarelle, agrafeuse et collage sur papier
63.3×102.9cm

Untitled No.21

無題 No.21 で、目標・課題としてきたことに、一応到達できたのではないかと思う。
今日は、自分にしかわからないこのささやかな喜びのために、ヘルマン・ヘッセを
たっぷりと読もう。
そして、美味しい地酒を冷やして飲もう。

この No.21 の制作を通じてわかったことは、切った紙の断片の組み合わせは、
「組み合わせの日」が来たら決まるということ。
そして、その日はこれまでの経験から、どうも親戚・友人等の来客が帰った翌日に
訪れやすい。

ここに大きなヒントが含まれていると思う。
自分の時間を削ったが故云々の美談ではない。

「愚鈍」に徹することに関係があるように思う。
来客に対し、制作のストップが余儀なくされて困るんだよなと、思い続ける
「誠実さ」に関係があるように思う。

紙の断片がひとりでに話しかけてくるまで待っていること。
自分から先に立ち回らないこと。
紙にまず訊くこと。
鋭さは意味をもたない。

その日が来ると、「この紙は、ここでしょ、その紙は、そっちでしょ」と、
具体的に指示してくる。
はさみが自然にひとりでに動いてくる。

まるで、自分が制作していないような不思議な空間、宇宙的な感覚が訪れる。
他者に制作してもらうこの感じを大切にすること。

ひたすら静かに生きること。
いつも大地に土に触れていること。
「君は、金魚のように静かに振舞う用意があるか。」(ガラス玉演戯より老兄の言葉)

是非とも今日は自分に代わり映えのない日常を贈ろう。

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